システムエンジニアに向いている人の特徴6選!仕事内容や具体的な学習方法も解説
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- システムエンジニアの仕事内容とは?
- システムエンジニアに向いている人の特徴6選
- ものづくりが好きな人
- コミュニケーション能力が優れている人
- 論理的思考力の高い人
- 柔軟な対応力が備わっている人
- 常に高い学習意欲を持っている人
- 細かな作業をやり遂げられる人
- システムエンジニアに向いていない人の特徴は?
- 丁寧さに欠ける人
- 地道な作業が苦手な人
- 受け身姿勢の人
- システムエンジニアで活かせる3つのスキル
- プログラミングのスキル・知識
- 営業・接客のスキル
- マネジメントスキル
- システムエンジニアを目指すための学習方法
- 参考書で独学する
- オンラインで学習する
- 専門学校へ通う
- まとめ
システムエンジニアとして就職を検討するなかで、自分がその仕事に向いているか知りたい人も多いでしょう。一般的に、システムエンジニアに向いている人の特徴では、「ものづくりが好き」「柔軟な対応力が備わっている」などが挙げられます。
今回は、システムエンジニアの仕事内容を紹介したうえで、向いている人・向いていない人の特徴、さらには仕事に活かせるスキルや学習方法についても解説します。自分自身にシステムエンジニアへの適性があるか気になる人は、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
システムエンジニアの仕事内容とは?
システムエンジニアの仕事は、システム開発のなかでも上流工程に携わる点が特徴です。開発の上流工程は、「要求分析」「要件定義」「基本設計」「詳細設計」の大きく4つに分けられます。
要求分析は、クライアントの要望をヒアリングし、課題を分析する工程です。分析内容をもとに、次の要件定義でシステムの実装機能を決定し、クライアントへの提案を行ないます。要件定義が固まったら、基本設計でシステム設計方針を決定し、ネットワーク構成など細部を検討する詳細設計のフェーズへと進みます。
その後、プロジェクトは実装の工程に入りますが、経験の浅いシステムエンジニアはプログラミングを担当するケースもあります。また、システムリリース後のシステム運用・保守も、システムエンジニアの重要な仕事です。
このように、システムエンジニアは開発上流工程から運用・保守までさまざまな役割を担い、プロジェクトを横断的に見ていく存在といえるでしょう。
システムエンジニアに向いている人の特徴6選
システムエンジニアに向いている人の特徴を6つ紹介します。
ものづくりが好きな人
システム開発は一種の「ものづくり」です。そのため、自身が作成に携わったシステムが活用されることに喜びを見出せる人や、完成時の達成感を味わえる人はシステムエンジニアに向いています。
例えば、実際に手を動かすことが好きな人は、プログラミング言語を用いてコードを記述する「コーディング」に適しているでしょう。勤務先によっては工程ごとにチームが分かれていることもあり、自分の好きな工程に携わることが可能です。
コミュニケーション能力が優れている人
システムエンジニアは、開発メンバーのなかでもコミュニケーションを必要とする機会が多い職種です。例えば、要求分析ではクライアントの課題をしっかりとヒアリングするために、スムーズにコミュニケーションをとる能力が求められます。
また、プロジェクトに携わる社内のメンバーとも、その場に応じた適切なコミュニケーションが必要です。例えば、実装工程はプログラマーが担当しますが、その作業の進捗確認はシステムエンジニアの役割です。
システム開発には、さまざまなタイプや立場のメンバーがかかわります。システムエンジニアには、各メンバーとのコミュニケーションを通じて、プロジェクト全体を円滑に進行させるスキルも求められるのです。
論理的思考力の高い人
システムの仕様を決定するうえでは、実装する機能の必要性や設計の妥当性を明確にしながら作業を進める必要があります。そのため、物事の考え方や決め方を直感に頼らず、一つひとつ論理的に取り組む能力のあるタイプが、システムエンジニアには向いているといえるでしょう。
それと同時に、情報を整理・分類する力もシステムエンジニアには求められます。例えば、クライアントの要求をもとに必要な機能を洗い出す際、すべての機能を開発で実装するわけではありません。クライアントの予算や工期を踏まえ、それぞれの機能の重要性や開発コストを加味して、優先順位をつける力も必要です。
柔軟な対応力が備わっている人
ITの世界では、日々最新の技術が生み出されています。システム開発においても、時流に対応するため、新しい技術やツールの導入は不可欠です。そのため、システムエンジニアには、物事の変化に柔軟に対応できる能力が求められます。
また、既存システムのトラブル対応にあたるシーンも多々あり、問題解決に取り組む対応力が必要とされます。冷静に問題を切り分け原因を特定する能力は、損害を抑えるためにも欠かせないといえるでしょう。
常に高い学習意欲を持っている人
日々進歩を遂げるIT技術に対して好奇心や探究心を持てる人は、システムエンジニアに向いています。絶えず学習することで、スキルアップやキャリアアップを実現しやすくなるためです。現場では、プログラミングやテストを担当する下流工程から経験を積むことで、上流工程にも携わるエンジニアとして成長できます。
また、システム開発関連の知識だけでなく、自身がかかわるクライアントの業務や構築システムについても、ある程度の知識が求められます。クライアントの要望を実現するためには周辺知識が必須であり、未経験の業種・業界であっても自発的に学んで理解する力が必要です。
細かな作業をやり遂げられる人
要件定義や設計の工程では、仕様や設計の正確性が求められるため、細かな作業をやり遂げられる人が向いています。
例えば、要件定義ではユーザーの要求をヒアリングしたうえで、実装する機能を細分化して要件をまとめなければなりません。機能範囲が曖昧だと後戻り工程が発生する可能性があるため、ユーザーと細部まで擦り合わせる粘り強さが重要です。
また、場合によってはスケジュールがタイトになるケースもあり、どのような状況でも業務をこなすためには、一定の体力も求められる傾向があります。
システムエンジニアに向いていない人の特徴は?
システムエンジニアに向いていない人の特徴を3つ紹介します。
丁寧さに欠ける人
システムエンジニアの仕事では、一つひとつの作業がシステム開発において重要な意味を持ちます。要件定義に沿った設計、不具合や仕様漏れを確認するテストなど、プロジェクト全体を通して細かく丁寧に作業しなければなりません。仮に、仕様漏れに気付かずに開発が進行した場合、のちのち大きなトラブルに発展するおそれもあります。
また、納期に間に合わせるためには、日々の進捗管理をしっかり行なうことも重要で、ここでも丁寧さが求められます。
地道な作業が苦手な人
システムエンジニアの仕事では、ドキュメント作成やテスト、修正など、日々の細かな作業を地道に積み上げる力が不可欠です。特にシステムエンジニアとしての経験が浅いうちは、上位のエンジニアからの指示で同じような作業が続く場面も多いでしょう。
ただ、システム開発の案件内容はクライアントによって異なるため、同種の大量作業だったとしても、決して単なるルーティンワークとして処理できるものではありません。それぞれの案件の仕様書をもとに最適なテスト方法を考えるなど、一つひとつの案件に合わせた努力が必要です。
細かい仕事が続いたときに、ルーティンワークに陥ったり嫌になったりしてしまう人には、システムエンジニアは務まらない可能性が高いでしょう。
受け身姿勢の人
学習意欲にも通じますが、常に受け身姿勢の人はシステムエンジニアとして活躍するのは難しいかもしれません。変化の流れが速いIT業界のなかで生き抜いていくには、現状のスキル・知識に満足することなく、常に主体性を持って新たな技術を学ぶ姿勢が重要です。
システムエンジニアとしての主体性を客観的に証明するために、資格取得を検討するのも一つの手です。自身の思い描くキャリアパスを実現するためにも、興味ある分野の資格について学習を行なうのは有効でしょう。
システムエンジニアで活かせる3つのスキル
システムエンジニアで活かせるスキルについて、おもなものを3つ紹介します。
プログラミングのスキル・知識
システムエンジニアには、プログラミングスキルが必須といえます。上流工程を担当するには、当然下流工程に関する理解も必要です。クライアントのニーズに沿った質の高い要件定義や設計の実現には、プログラミングに関する知識が不可欠なのです。
また、プログラミングにかかる工数の見積もりや、プログラマーへの指示もシステムエンジニアが行なうため、プログラミングスキルなしには務まらないでしょう。
具体的に習得すべきプログラミング言語としては、「Java」や「PHP」などが挙げられます。高いプログラミングスキルを持つことで、将来的なキャリアパスが広がり、フリーランスのシステムエンジニアとして活躍することも可能です。
システムエンジニアが学ぶべきプログラミング言語とは?その他の必要スキルも解説
営業・接客のスキル
システムエンジニアは、クライアントの要望や課題をヒアリングし、要件定義に反映させる重要な役割を担います。営業・接客で培った対話力やコミュニケーションスキルがあれば、業務に活かせるでしょう。
IT業界未経験の社会人でも、基礎知識を学び、IT系資格取得などでスキルを証明すれば、システムエンジニアとして採用されるケースもあります。その際、営業・接客の経験があれば、強みとしてアピールしても良いかもしれません。
マネジメントスキル
システムエンジニアは、システム開発の工程全体を管理するため、マネジメントスキルを活かせるシーンも多々あります。現場では、プロジェクト全体においてリーダーシップを発揮し、協働的なチームの育成を行なうことが重要といえます。
また、実務のなかでマネジメントスキルをさらに磨けば、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーなどの上位職を目指すことも可能です。
システムエンジニアを目指すための学習方法
システムエンジニアを目指すための学習方法を3つ紹介します。
参考書で独学する
システムエンジニアを目指す学習方法の一つとして、参考書や書籍を活用した独学があります。自身のペースで学習を進められるため、忙しい社会人でも空いている時間を利用して取り組める点がメリットです。
ただし、スケジュール管理が甘いと、勉強時間を確保できず、学習が進まないおそれもあります。高い自己管理能力が求められ、学習の途中で疑問点や不明点が生じた場合には自ら解決する能力も必要です。
オンラインで学習する
近年ではオンラインの学習サイトや、プログラミングサイトを利用した学習も一般的です。オンラインの学習サービスは、自身の目標に合わせたさまざまなコースが用意されており、自宅などで気軽に学ぶことができます。
ただし、オンラインプログラミングスクールは受け身になりがちで、応用力や問題解決能力が身に付きにくい面もあります。その場合、仮にIT人材として採用されても、即戦力として活躍しづらい可能性がある点には注意が必要です。
専門学校へ通う
システムエンジニアの基礎をしっかりと身に付けたいのであれば、IT系学科のある専門学校に通う方法がおすすめです。即戦力として活躍できるエンジニアの基礎知識を学べるうえ、卒業後の就職支援もあるため、IT人材を目指す第一歩として有効な手段といえるでしょう。
読売理工医療福祉専門学校のITエンジニア学科は、「プログラミング」「情報システム概論」「Webアプリケーション実習」などのカリキュラムを通じて、2年間でITエンジニアに必要なスキル・知識をしっかり身に付けられます。
読売理工医療福祉専門学校には、高校卒業後に進学した人のほか、大学中退後に入学した人など、さまざまな経歴の学生が在籍しています。また、独自の奨学金制度も備えているため、経済的な負担を抑えながら学べるのもポイントです。
まとめ
システムエンジニアには、コミュニケーション能力や論理的思考力、高い学習能力など、さまざまな能力が必要です。自身に適性があるか気になる人は、本記事で紹介した「システムエンジニアに向いている人」に該当するか自己判断してみてください。
そのうえで、プログラミングスキルや営業スキル、マネジメントスキルがあれば、即戦力としての活躍や自身の強みにつながる可能性があります。
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