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システムエンジニアが学ぶべきプログラミング言語とは?その他の必要スキルも解説

システムエンジニアが学ぶべきプログラミング言語とは?その他の必要スキルも解説
⽬次
  1. システムエンジニアはプログラミングをしない?
  2. システムエンジニアにプログラミング言語学習が必要な理由
    1. エンジニアとして信頼性を高められる
    2. 実装工数の見積もりを正確に行なえる
    3. コードレビューにより品質を担保できる
  3. システムエンジニアが学ぶべきプログラミング言語6選
    1. Java
    2. JavaScript
    3. Ruby
    4. PHP
    5. Python
    6. C言語
  4. システムエンジニアにはプログラミング言語以外のスキルも求められる!
  5. プログラミング言語を習得してシステムエンジニアを目指す際のポイント
    1. はじめにJavaを学ぶ
    2. 2つ以上の言語を習得する
    3. 自身に合った学習方法を選ぶ
  6. まとめ

システムエンジニアとして働くうえで、プログラミング言語に関するスキルが必要なのか、知りたい方も多いのではないでしょうか。結論からいうと、システムエンジニアはシステム開発でも重要なポジションであるため、一定のプログラミングのスキルは必要です。

この記事では、システムエンジニアにプログラミング言語学習が必要な理由や、学ぶべき言語、そのほかに必要なスキルなどを紹介します。これからIT業界にチャレンジしたいという方は、ぜひ参考にしてください。

システムエンジニアはプログラミングをしない?

そもそもプログラミングとは、JavaやPythonなどのプログラミング言語を使って、コードを書く作業のことです。システム開発では下流工程に位置し、プログラマー(PG)が作業を担うことが一般的です。

システムエンジニア(SE)は、システム開発では上流工程となる「要件定義」や「基本設計」などの工程を担います。ただし、システムの開発体制や規模に応じて、システムエンジニアがプログラミングを行なうこともあります。

業務上、自身はプログラミングを行なわないとしても、上流工程を担うエンジニアとして、プログラミング言語に関する一定の知識は備えておくとよいでしょう。

システムエンジニアにプログラミング言語学習が必要な理由

システムエンジニアにプログラミング言語学習が必要な理由

次に、システムエンジニアがプログラミング言語を学んでおくべき理由を3つ解説します。

エンジニアとして信頼性を高められる

プログラミング言語の知識があることで、システム開発全体に対する理解を深められます。適切なアプローチによる課題解決や、下流工程のプログラマーが理解しやすい仕様書を作成できれば、エンジニアとしての信頼性を高められるでしょう。

特に、プログラマーとのコミュニケーションをスムーズに行なえるのはメリットです。自身がプログラミング言語を理解していることで、プログラマーへ的確な指示を出せるようになり、プロジェクトを管理しやすくなります。

実装工数の見積もりを正確に行なえる

システムエンジニアの仕事には、システム開発の予算管理や、進捗管理などのマネジメント業務も含まれます。プログラミング言語の知識があれば、実装工数の見積もりを正確に行なえるため、スムーズな進捗管理が可能となるでしょう。

一方、見積もりの精度が低い場合、予算をオーバーしたり、開発が納期に遅れたりするおそれがあります。場合によっては、実装工数の見積もりがプログラマー任せになり、システムエンジニアの業務領域であるマネジメントがしづらくなるかもしれません。

万一、プログラマーの工数見積もりが甘かったためにスケジュールに遅れが出ると、クライアントからの信用を損ねる原因にもなってしまいます。

コードレビューにより品質を担保できる

プログラミング言語の知識を持っていれば、コードレビューが可能になり、システムの品質を担保しやすくなります。コードレビューとは、プログラマーが書いたソースコードを別の人が調べて、バグを検出したり、無駄を見つけたりする作業のことです。

コードレビューで検出した内容をもとに修正を依頼する際も、プログラマーの目線に立てるため、修正にかかる期間を考慮したうえで依頼できます。

また、システムエンジニアがコードレビューを行なう際は、システム全体の動作と、プログラムの動作の2つの観点で実施できることが強みです。より質の高いコードレビューを実行できるため、あとの工程でのトラブル発生を抑制しやすくなるでしょう。

システムエンジニアが学ぶべきプログラミング言語6選

システムエンジニアが学ぶべきプログラミング言語6選

続いて、システムエンジニアが学ぶべきプログラミング言語を6つ紹介します。市場価値の高いシステムエンジニアとして活躍するためにも、ぜひ参考にしてください。

Java

Javaは、マルチプラットフォームとしての汎用性に優れており、人気が高いプログラミング言語です。大手企業のシステム開発や、Androidのスマートフォンアプリ開発など、幅広い領域で活用されています。

なかでも、Javaは大規模開発に適しているため、社内の基幹システムにも採用されているのです。Javaを習得すれば、ITエンジニアとして就職を目指す際のアピール効果も高まるでしょう。

ただし、「コンパイラ型」の言語であるJavaは、プログラム動作を確認するにあたり、人間が記述したプログラムを機械語へ翻訳する実行環境を整えておかなければなりません。Javaは独学でも学びやすいとされていますが、本格的に学習したいなら専門学校などの機関で学ぶのがおすすめです。

JavaScript

JavaScriptは、動的なWebページを作成できることが特徴のプログラミング言語です。JavaScriptをシステム開発に利用することで、文字や画像のアニメーション、ポップアップウィンドウの表示などが行なえます。

また、このプログラミング言語は、データの作成・編集を行なうエディタと、ブラウザの環境があれば、初心者でも学習をスタートしやすい点が特徴です。

Ruby

日本発のプログラミング言語であるRubyは、1995年にプログラマーのまつもとゆきひろ氏が開発・リリースしています。Webサービス・サイトの制作や、スマートフォンアプリ開発が可能で、習得しておけばエンジニアとして働くうえで役立つ可能性も高いでしょう。

Rubyのコードはシンプルで、学習の難易度は比較的低いことが特徴です。また、日本製のプログラミング言語であることから、日本語の参考情報が充実していることも、学習のハードルを下げている要因の一つだといえます。

なお、「Ruby on Rails」と呼ばれるフレームワークには、開発で用いる機能があらかじめ備えられているため、活用することでスムーズな開発が可能です。

PHP

PHPは、Webアプリケーションの開発特化型のプログラミング言語です。具体的な用途を挙げると、Webアプリケーションに不可欠なデータベースとの連携や、動的コンテンツの生成、CMSのカスタマイズなどを行なえます。

CMSとは「コンテンツ管理システム」のことで、代表的なCMSには、多くのWebサイトでも導入されている「WordPress」が挙げられます。CMSを導入している企業は多いため、PHPのスキルを身に付けることで、エンジニアとしての仕事の幅も広がるでしょう。

また、PHPは幅広いOS・Webサーバーで実行できるうえ、効率的な開発をサポートしてくれるフレームワークやライブラリも充実しています。

Python

Pythonは、Web開発やデータ分析といった、多くの分野で活用できる高い汎用性を持つプログラミング言語です。AIなどの先端技術開発でも活用されており、近年注目を集めている「ChatGPT」もPythonで開発されています。

コードの記述は短くシンプルなため、書き方を覚えやすく、記述時間も短く済む利点があります。

また、コンパイラ型と異なり、プログラムの動作確認前の作業が不要な「インタプリタ型」の言語であるため、環境構築の手間が少ない点も特徴です。フレームワークやライブラリも豊富にあるので、規模の大きいプログラムをPythonで開発する際の負担を抑えられるでしょう。

C言語

1972年にアメリカで生まれたC言語は、組み込みシステムやゲーム、ロボットの開発などさまざまなシーンで利用され、今なお多くのエンジニアに使われています。

C言語はJavaと同じくコンパイラ型言語なので、プログラム実行前の処理が必要です。事前のコンパイルによって処理効率化や軽量化が図れ、プログラムを最適化できることから、プログラムの実行時に余計な処理が発生しづらい特徴があります。

なお、オブジェクト指向型の「C++」や、前述のJavaとC++をベースにした「C#」など、ほかの種類もあります。

システムエンジニアにはプログラミング言語以外のスキルも求められる!

システムエンジニアとして活躍するには、プログラミング言語以外のスキルも求められます。具体的には、ヒアリングスキルやマネジメントスキル、コミュニケーションスキル、課題解決スキルが挙げられます。

特にヒアリングスキルは、クライアントの要望を要件定義に落とし込む際に重要な能力です。システムエンジニアが優れたヒアリングスキルを持っていれば、クライアントの抽象的な要望も具体的な要件としてまとめられ、最適なシステム開発の方法を決められるでしょう。

プログラミング言語を習得してシステムエンジニアを目指す際のポイント

プログラミング言語を習得してシステムエンジニアを目指す際のポイント

ここからは、プログラミング言語のスキル・知識を身に付け、システムエンジニアを目指すためのポイントを3つ紹介します。

はじめにJavaを学ぶ

1995年に公開されたJavaは比較的歴史のあるプログラミング言語で、新規のシステム開発に限らず、保守の案件でも役立ちます。Javaのニーズは高く、ほかの言語と比べて求人件数も多いため、習得することでエンジニアとしての需要も高まるでしょう。

また、Javaの基礎を学ぶことで、ほかの言語の習得をスムーズに行なえる利点があります。企業の基幹システムを開発するシーンでも使われているため、社内SEとしてのキャリアを歩める可能性もアップします。

2つ以上の言語を習得する

最初の言語をマスターしたのち、タイプの異なる言語も習得しておくことで、自身の活躍の場を広げやすくなります。また、実際にシステムエンジニアとして働き始めたときに、新しいプログラミング言語にかかわる機会が出てきたら、その言語の特徴だけでも押さえておくとよいでしょう。

自身に合った学習方法を選ぶ

プログラミング言語を学習する方法には、書籍を使った学習やプログラミングスクールでの学習など、いくつもの選択肢があります。ただし、目的を持たずに学習を続けても、実践的なスキル・知識が身に付く可能性は低いでしょう。

即戦力としての活躍を目標とするなら、専門学校へ入学するのがおすすめの方法です。例えば、読売理工医療福祉専門学校のITエンジニア学科の場合、2年の在学期間のあいだに、プログラミング・Web・デザイン・ネットワークといった豊富なスキルを学べます。

資格取得を目指せるうえ、「就職対策講座」など就職に向けたバックアップ体制も充実しています。さらに、卒業生が読売グループ企業へ就職した実績が多い点も魅力です。

まとめ

システムエンジニアがプログラミング言語を学ぶことで、エンジニアとして信頼性を向上できたり、実装工数の正確な見積もりを行なえたりするメリットがあります。プログラミング言語の種類はたくさんあるものの、システムエンジニアとして活躍したい場合には、まずJavaの習得を検討してみてはいかがでしょうか。

読売理工医療福祉専門学校のITエンジニア学科では、Javaをベースとしたプログラミングのほか、「Webアプリケーション」や「モバイルプログラミング」も授業で学べます。さらに、在学中には「ITパスポート試験」や「基本情報技術者試験」などの資格取得を目指せることも特徴です。

24時間いつでも視聴できる「WEBオープンキャンパス」や「オンライン個別相談」、「個別学校見学」を実施しているので、気になる方はぜひお問い合わせください。

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