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建築設備士

国家資格
建築設備士

建築設備士とは

建築設備士とは、建築士が行う建築設備の設計及び工事の管理に関して助言を行える国家資格です。

この資格を取得し1年の実務経験を積むことで、電気工事及び管工事の専任技術者になることができます。
加えて、登録建築設備検査員講習などの受講資格が与えられます。

建築設備士の資格を取得した人は、実務経験がなくても二級建築士及び木造建築士の試験が受検できます。

建築設備士試験に合格するには

建築設備の業務内容は、空調や換気、給排水衛生に加え電気など多岐に渡ります。

そのため、建築設備士の資格を取得するためには建築学科などが設けられている専門学校での資格対策がおすすめです。

近年では建築設計業務の内容も高度化かつ複雑化しています。
建築分野に特化した専門学校では、最新の建築設備に精通し授業のバリエーションが豊富である点がメリットとして挙げられます。

また、建築設備士以外の関連資格の取得も可能となりますので、集中的な学習でスムーズな合格に結びつきやすくなることもメリットです。
建築業界とのコネクションが強く幅広い就職実績があるだけでなく、丁寧なフォローで内定率も高くなっていますので希望の進路が実現しやすくなる特色もあります。

建築設備士の需要

近年では、大規模な災害の教訓から防災意識が増加傾向にあります。
そのため、建築物に関する耐震性や耐久性などに以前よりますます関心が向けられるようになっており、こうした建築設備についての専門知識を持っている人材の必要性が高まっています。

そうした背景もあり、建築設備士の資格受験者数は年々増加傾向にあり、受験者の年齢も低年齢化しつつあるのが現状です。
将来、建築設備士として設計の仕事に携わりたいと考えるなら、建築設備士の資格と合わせて一級建築士の取得も視野に入れおくと活躍のチャンスが広がります。

現在、建築技術も高度化していますので、建築設計のプロであるますます建築設備士のニーズは高まっていくと考えられます。

建築設備士の将来性

建築設備士の資格の取得は、難易度が高いためそう簡単なものではありませんが、前述のように専門学校を活用してしっかりと学ぶ等対策を行い、資格を取得した後は建築設備のスペシャリストとして活躍することが可能となります。

また、空調設備や給排水設備をはじめ電気など多様な業界との繋がりもできますので、将来的な独立も視野に入れられる点もメリットとなります。

近年では、建築設備の安全性に対する関心の高まりとともに、事業者の技術力にも目が向けられていますので、建築設備士の将来性は高いと考えられます。

また、一級建築士の受験資格を実務経験4年で与えられる点もメリットで、スキルアップが図りやすくなり早期に将来設計ができるのが強みとなります。

受験資格

建築設備士の受験資格は、細かく設定されています。
学歴や資格による様々な受験資格が設けられており、専門学校の場合は建築・機械・電気に関する課程を卒業後、実務経験が4年以上で受験資格が得られます。

受験資格は細かく定められていますので、受験する場合は受験申込み方法も含め、公益財団法人建築技術教育普及センターのホームページでしっかりと確認しましょう。
なお、受験手数料は35,640円となっています。

また建築設備士資格は、以前は5年間が有効期間となっていましたが、現在では更新講習が廃止されたため無期限の資格となっています。
免除に関しては、一次試験のみ合格となった場合、翌年に限り一次試験が免除となります。(2018年4月現在)

合格率・難易度

建築設備士の試験は、各科目及び全ての合格点が基準点以上で合格とされ、合格率は毎年20%程度となっています。
こうした点からも、資格難易度はかなり高い部類と言えるでしょう。

建築設備士の試験は、マークシート方式による一次試験と設計製図を行う二次試験で構成されています。
一次試験は、建築一般知識・建築法規・建築設備の3つに区分されており、試験に法令集を持ち込むことが許可されています。

また、二次試験は建築設備の基本計画と基本設計の2つに区分され、基本的な計画の構築や作図を基本とする設計が課されます。
建築設備に関する設問の比率が高くなっていますので、建築設備に関する法令対策を強化して臨むことも合格するための大きなポイントです。(2018年4月現在)

資格を生かせる仕事

建築設備士の資格を生かせる仕事は、一般的に建築会社となりますが、建築設備メーカーや不動産会社など幅広い分野で活躍が可能です。
また、就職はもちろんのこと将来的な転職にも大きな影響を及ぼす資格ですので、建築のプロを目指して業界で活躍したいなら是非チャレンジしたい資格です。 建築設備士の資格取得には実務経験が必要となりますが、取得しておくことでさらに専門的知識が高まり、建築士の受験も有利にはたらく資格です。キャリアプランとして一級建築士を取得し、建築事務所を構えるなど独立を考えることもできます。

資格取得で期待できる収入

国家資格である建築設備士の資格は、単に建築に興味があるだけで簡単に取得できる資格ではありません。
そうした点からも、資格取得者の平均年収は比較的高めとなっています。

モデル収入は企業の規模や業務内容によって異なりますので、よりスキルアップを図っておくことは大切です。
建築設備の業務においての建築設備士資格は、専門知識を持ち合わせた証しとなる有力な資格ですので、独立することでさらに収入アップが期待できます。

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建築学科,建築科【夜間】について

読売理工医療福祉専門学校 建築学科,建築科【夜間】を卒業すると、建築設備士の受験資格が得られます。

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