Webエンジニアの将来性は?活躍し続けるために必要なスキル
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- Webエンジニアの将来性!現状と懸念点を知ろう
- Webエンジニアの現状
- Webエンジニアの懸念点
- Webエンジニアとして活躍し続けるためには
- 需要の高いプログラミング言語が扱える
- 常にスキルアップを怠らない
- 世の中のトレンド・ニーズに敏感になる
- 差別化を図る
- まとめ
WebサイトやWebアプリケーションなどのシステム設計・開発・運用・保守を行なうWebエンジニアは、将来性のある職業なのでしょうか。
「Webエンジニアの需要は今後も高まることが予想されるため、将来性がある」という意見の一方で、「Webエンジニアはやめておいたほうが良い」という声もあります。
そこで、この記事では、Webエンジニアの現状と懸念点、将来性について解説していきます。
Webエンジニアとして今後も活躍し続けるために必要なスキルも併せて紹介するので、Webエンジニアになりたい方や、現役Webエンジニアの方はぜひ参考にしてください。
Webエンジニアの将来性!現状と懸念点を知ろう
Webエンジニアの将来性を考えるには、Webエンジニアの現状と懸念点を知っておく必要があります。
Webエンジニアの現状
2018年から2019年にかけて実施された経済産業省の「IT人材需給に関する調査」によると、調査年時点でIT人材は約22万人不足しています。また、同調査では、2030年時点には約45万人(※)のIT人材が不足するとの試算も出されました。
今後、Webサービスが増え、スマートフォンアプリの開発が進むなかで、Webを介したサービスの需要はさらに高くなっていくでしょう。
経済産業省の調査結果にもあるとおり、Webサービスに欠かせないWebエンジニアの需要は、今後も高まると予想できます。そのため、Webエンジニアは将来性のある職業だといえるでしょう。
※IT人材の需要の伸びが約1.5~2.5%の場合
参考:経済産業省「IT人材需要に関する調査」
Webエンジニアの懸念点
Webエンジニアは将来性のある職業ではありますが、いくつか懸念点もあります。
Webエンジニアは慢性的な人手不足ということもあり、Webエンジニアを目指す人も増えています。そのため、仕様書に沿ってコーディングできるレベルのエンジニア人口が増え、個人スキルの差を発揮しにくくなっているといえるでしょう。
また、簡単なプログラミングなどはクラウドソーシングから初心者でも受注でき、作業の単価も全体的に下がってきています。
さらに、AWSなどコーディングが不要な開発ツールが多数出てきていることで、誰でも作業できるようになるのではという懸念もあります。AIの発達により、単純なプログラミングは自動化されていくと予想されるため、将来的にWebエンジニアが不要になるかもしれないことも不安視されています。
Webエンジニアとして活躍し続けるためには
Webエンジニアの不足が叫ばれる一方で、前述したように、一部の業務はAWSやAIによる自動化・簡易化が進んでいます。それにより、将来的にWebエンジニア自体が不要になりかねないことが考えられるでしょう。
今後も活躍し続けられるWebエンジニアでいるために、身に付けておきたい4つのポイントを解説します。
需要の高いプログラミング言語が扱える
Webエンジニアが扱うプログラミング言語にはさまざまな種類があり、フロントエンドとバックエンドで使用する言語が異なります。市場で必要とされる言語を習得しておけば、仕事が減る心配も少なくなるでしょう。
次に挙げる言語は、Webエンジニアの現場で将来的にも需要の高い言語といわれています。
Java | Webからスマートフォンアプリの開発まで幅広く使える言語。応用範囲が広く、多くの企業で採用されている。 |
Python | AI(人工知能)分野でよく使われる言語。世界的にも需要が高まっているが、国内では人材不足となっている。 |
Go | 開発されて10年ほどの新しい言語。処理速度が速く、大規模なシステム開発に適している。世界的にも人気があり、今後需要が高まる可能性がある。 |
この他には、PHP、Rubyなども需要が見込める言語です。
需要が高い言語を習得し、必要とされる人材を目指しましょう。
常にスキルアップを怠らない
今後、Webエンジニア人口は増えていくと考えられており、企業もより良い人材を求めるため、Webエンジニア間の競争も激しくなるでしょう。
開発技術はさらに進化していくため、常にスキルをアップデートしておかなければ、他のWebエンジニアに埋もれてしまいます。
市場価値を高めるためにも、スキルアップを怠らないようにしましょう。
世の中のトレンド・ニーズに敏感になる
Web・IT業界は日々変化し、最新の技術が次々と開発されているため、企業がWebエンジニアに求めるスキルも変わってきます。
市場の変化に対応するためには、世の中のトレンドやニーズを知っておかなければなりません。最新技術やトレンド、ニーズに対して常にアンテナを張り、得た情報に応じて新しい言語や技術を学んでおきましょう。
差別化を図る
Webエンジニアにとって、プログラミングができるのは当然のことです。そのため、Webエンジニアとして活躍し続けるためには、プログラミング能力以外で差別化を図る必要があります。
他のエンジニアに埋もれてしまわないよう、自分の強みを見つけて差別化しましょう。
以下は、差別化を図るうえでおすすめの方法です。自分に合った方法を選んで、実践してみてください。
- 資格を取得する
- AWSなどクラウド技術を習得する
- マネジメント能力を身に付ける
- 英語力をつける
- 専門性を深める
- コミュニケーションスキルを高める
- 論理的思考、問題解決能力を身に付ける
まとめ
多種多様なWebサービスが登場するなかで、Webサービスに欠かせないWebエンジニアの需要は今後も高まると予想されています。
しかし、需要が高まる一方で、新たにWebエンジニアとなる人が増えて差別化が難しいことや、AIの発達により活躍の場の減少といった懸念点もあります。
Webエンジニアを続けていくためには、市場の変化に対応できるような戦略が必要不可欠です。常にスキルアップして、必要とされる人材を目指しましょう。
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