動画クリエイターの将来性と今後生き残るためのポイント
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- 動画クリエイターの現状
- 動画クリエイターの将来性と懸念点
- 動画クリエイターの将来性
- 将来性に関する懸念点
- 動画クリエイターとして生き残るためには
- トレンドに敏感になる
- 他のクリエイターにはない強みを持つ
- マーケティングを学ぶ
- マネジメント能力を身に付ける
- まとめ
インターネット・スマートフォンの普及や動画制作技術の進化にともない、今では個人でも気軽に動画制作が可能です。このような背景から、動画クリエイターの将来性に懸念を抱いている人も多いかと思いますが、実際のところはどうなのでしょうか。
この記事では、動画クリエイターの現状と将来性、今後生き残るためのポイントを紹介します。
動画クリエイターの現状
現在ではインターネット・スマートフォンの普及が進み、それにともなって動画コンテンツの需要が高まっています。特に近年では新型コロナウイルス感染症拡大の影響で動画コンテンツ需要の高まりに大きく影響しました。
株式会社サイバーエージェントの調査では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で多くの企業が広告予算を削減しているなか、動画コンテンツへの投資は継続する傾向にあります。外出自粛による巣ごもり需要が増加し、幅広い年代で動画コンテンツの視聴の時間が大きく増えています。今後も動画広告の市場規模は2024年にかけて拡大を続けると予想されています。
このような背景から、動画クリエイターへの需要も増加傾向にあるといえます。
参照:株式会社サイバーエージェント|サイバーエージェント、2020年国内動画広告の市場調査を発表
動画クリエイターの将来性と懸念点
動画クリエイターの需要は今後も高まっていくと考えられていますが、だからといって誰しもが生き残れるわけではありません。
ここでは、動画クリエイターの将来性と懸念点を整理します。
動画クリエイターの将来性
先述のとおり、動画広告の市場規模は拡大を続けると予想されていることから、動画クリエイターの需要は今後も高まっていくでしょう。
加えて、5Gの普及も動画クリエイターの将来性が期待できる要因の一つです。
5Gとは第5世代通信のことです。現在主流の4Gよりも20倍の通信速度になるといわれており、ほとんどリアルタイムでやりとりができると期待されています。動画市場は、今よりもさらに大きく拡大されることが予想されています。
将来性に関する懸念点
動画制作に関するAI技術やテクノロジーは、どんどん進化・発達しています。それにともない、動画編集や動画制作が簡素化され、動画クリエイターが作業する必要がなくなって需要が失われてしまうのではないかという懸念があります。
しかし、商業レベルの動画制作にはマンパワーが必要のため、動画クリエイターは不可欠だと考えられています。
ただし、個人レベルでも気軽に動画制作ができるため、簡単な動画編集などの仕事は飽和していくでしょう。また、一貫して動画制作を行なう人が増えているため、仕事内容としても職種の垣根がなくなりつつあるのが現状です。
動画クリエイターとして生き残るためには
技術の発達により誰もが気軽に動画制作ができるなか、動画クリエイターとして生き残るためにはどうすればよいでしょうか。生き残るための4つのポイントを解説します。
トレンドに敏感になる
動画クリエイターとして生き残るためには、まず、トレンドに敏感になることが大切です。動画制作に関するトレンドは変化が激しく、どんどん新しい技術が誕生しています。
基本のスキルを磨くことも大事ですが、常にアンテナを張り巡らせて技術に関するトレンドを追い求めることが欠かせません。自分の持つ情報を常にアップデートし、スキルを高めていきましょう。
他のクリエイターにはない強みを持つ
技術の発達により動画制作は簡易化され、多くの人が気軽に動画を制作できるようになりました。また、新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、参入者も増加傾向にあります。
そうしたなかでも活躍できるクリエイターになるためには、他のクリエイターとの差別化が不可欠です。動画制作のスキルを磨くことはもちろん、他のクリエイターにはない、自分だけの強みを見つけましょう。
例えば、VR技術やドローン撮影を習得したり、音響やデザイン、色彩を学んだりするのもよいでしょう。動画制作に関連する技術や知識を得るために、資格取得を目指すのもおすすめです。
マーケティングを学ぶ
動画クリエイターとして活躍の場を広げるには、企画力やコミュニケーション力、発想力などマーケティングの知識があると有利です。
動画制作には「商品やサービスを売りたい」「認知を広げたい」などの目的があります。単に動画制作をするだけでなく、クライアントの要望を聞き、顧客に訴求するためのアイデアや企画を立ち上げるマーケティング力が必要です。
マーケティングの知識はキャリアアップにも役立つため、積極的に身に付けたいスキルといえます。
マネジメント能力を身に付ける
すべての動画制作を1人で行なうクリエイターもいますが、多くのメンバーが携わって1つの動画を作り上げるのが基本です。マネジメントの能力があれば、多くの人たちとも円滑にプロジェクトを進められるので動画制作の質の向上につながるでしょう。
また、メンバーをうまくまとめる能力があればプロジェクトを円滑に進めることができるため、より多くの案件をこなせるようになります。動画クリエイターとしての市場価値も高まっていくでしょう。
まとめ
今回は、動画クリエイターの現状や将来性、今後生き残るためのポイントを紹介しました。動画コンテンツへの需要は高く、今後も需要は増加していくと考えられるため、現状、動画クリエイターの将来性を心配し過ぎることはなさそうです。
ただし、技術の発展から誰でも気軽に動画制作ができるようになったので、生き残るためには他のクリエイターとの差別化を図らなくてはいけません。
動画クリエイターを目指すには、常にアンテナを張って自身のスキルを磨くことが不可欠です。
読売理工医療福祉専門学校のクロスメディア情報学科では、基本的な知識からトレンドの技術まで総合的に学習できます。また、積極的に学外との交流を行ない、企業から求められる実践力を身に付けることも可能です。“生き残れる動画クリエイター”を目指すなら、検討してみてはいかがでしょうか。