セキュリティエンジニアとは?資格・年収・向いている人って?
投稿日:
- デジタル社会に欠かせないセキュリティエンジニア
- セキュリティエンジニアの役割
- なぜセキュリティエンジニアが必要なのか?
- セキュリティエンジニアとホワイトハッカーの違いは?
- セキュリティエンジニアの仕事内容
- セキュリティ対策の企画・提案
- セキュリティシステムの設計
- セキュリティシステムの運用・保守
- セキュリティエンジニアに資格は必要?
- おすすめ資格①ITパスポート
- おすすめ資格②基本情報技術者
- セキュリティエンジニアの年収は?
- セキュリティエンジニアに向いている人は?
- まとめ
スマートフォンやパソコンが手放せない現代。
便利なデジタル社会の裏側では、実は、サイバー攻撃が日々繰り広げられています。
そんなサイバー攻撃から私たちの生活を守る「セキュリティエンジニア」という仕事をご存知ですか?
この記事では、セキュリティエンジニアの仕事内容や、資格・年収、そしてセキュリティエンジニアに向いている人の特徴について詳しく解説します。IT業界で活躍したい方は、ぜひ参考にしてください。
デジタル社会に欠かせないセキュリティエンジニア
現代人の生活には欠かせないスマートフォンやパソコン。仕事も、ペーパーレス化が加速してデジタル社会になりました。
これらを支えるITシステムは、私たちの仕事を効率化し様々なサービスを提供してくれる便利な存在です。
しかし、便利なデジタル社会には、サイバー攻撃という大きな脅威が潜んでいます。
そんなITシステムを守るための専門家が「セキュリティエンジニア」です。
セキュリティエンジニアの役割
セキュリティエンジニアの主な役割は以下の通りです。
なぜセキュリティエンジニアが必要なのか?
以前は、会社のITシステムはパソコンとサーバーが繋がっているシンプルなものでした。しかし、今はスマートフォンやクラウドなどの様々な機器やサービスがビジネスシーンで利用されています。
これにより、ITシステムは複雑になり、サイバー攻撃が高度化してしまいました。
攻撃側は・・・
「どこからでも」
「どんな方法ででも」
「誰のシステムでも」
「いつでも」
攻撃を自由に仕掛けてくることができます。
一方、守る側は・・・
「どこから攻撃されるか」
「どんな攻撃が来るか」
を事前に知ることはできません。
そのため、常に最新のセキュリティ対策を行い、システムを安全に保つことが重要なのです。
セキュリティエンジニアとホワイトハッカーの違いは?
「ホワイトハッカー」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?セキュリティエンジニアとホワイトハッカー、どちらもITセキュリティに関わる仕事ですが
実は、ホワイトハッカーとセキュリティエンジニアは、ほぼ同じ意味で使われることが多く、明確な違いはありません。
どちらも、ITセキュリティの専門家であることを指すという意味で変わりはないのです。
セキュリティエンジニアの仕事内容
セキュリティエンジニアは、企業や組織のネットワークやシステムをサイバー攻撃から守り、情報を万全に保護する専門家。いわば、企業のデジタル資産を守る盾のような存在と言えるでしょう。
それでは、セキュリティエンジニアはどんな仕事をしているのか?具体的にご紹介します。
セキュリティ対策の企画・提案
セキュリティエンジニアは、単にシステムにセキュリティ対策を施すだけでなく、企業全体のセキュリティ戦略を立案する役割も担います。
①ニーズの把握
企業が抱えているセキュリティ上の課題やリスクを深く理解し、最適な対策を提案します。
②ISMS構築支援
個人情報保護法への対応として、プライバシーマークの取得やISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の構築を支援します。
このように、企業のセキュリティレベル向上に向けたコンサルティングを行います。
この段階を担当するセキュリティエンジニアを【セキュリティコンサルタント】と呼ぶ場合もあります。
セキュリティシステムの設計
セキュリティエンジニアは、単にセキュリティ対策を後付けするのではなく、システム設計段階からセキュリティを考慮します。
①セキュリティ設計
ネットワーク・サーバー・アプリケーションなど、システム全体のセキュリティ設計を行います。セキュアプログラミングなどのプログラミング知識を活かし、サイバー攻撃に備えたプログラミングを設計していきます。
②システム実装
設計に基づいて、安全なシステムを構築します。
③クラウド環境構築
近年では、クラウドサービスの利用がますます広がっているため、クラウド環境のセキュリティ構築も重要な業務となっています。
セキュリティシステムの運用・保守
セキュリティエンジニアは、システムが安全に運用されているかを確認し、常に改善を行います。
①脆弱性診断
セキュリティの現状を確認し、サイバー攻撃などのリスクを未然に防ぐための診断
セキュリティエンジニアは、システムに脆弱性がないか定期的に診断して問題があれば対策を行います。
②インシデント対応
ITサービスの「インシデント」は、サイバー攻撃などの「予想外」が発生した場合に迅速に対応し、被害を最小限に抑えます。
③セキュリティパッチの適用
システムの脆弱性が発見された場合、パッチを適用してセキュリティを強化します。
セキュリティエンジニアに資格は必要?
セキュリティエンジニアになるために必要な資格はありません。
ですが、セキュリティエンジニアとして活躍するためには、幅広いIT知識とスキルが求められます。そのため、IT系の資格を取得することは、スキルアップの近道と言えることは間違いなし!
ですが、
「セキュリティエンジニアを目指したいけどITスキルが全くない!」
「どんな資格を取得すればいいの?」
…こんな風に悩んでいるIT業界の初心者の方には、以下の国家資格の取得がおすすめです。
おすすめ資格①ITパスポート
ITに関する基礎知識を幅広く問われる資格です。セキュリティの基礎はもちろん、ネットワーク・データベース・経営・プロジェクトマネジメントなどのITエンジニアとして必要な知識が必要です。
なぜおすすめなの?
ITの基礎を固めることができる!
セキュリティエンジニアとして必要な基礎知識を体系的に学べます。
幅広い知識を習得できる!
IT業界全体を俯瞰できるようになり、将来のキャリアパスを考える上で役立ちます。
おすすめ資格②基本情報技術者
ITパスポートの知識を深め、より専門的な知識を問われる資格。プログラミングやアルゴリズム、システム設計などの知識が求められます。
なぜおすすめなの?
専門性を高められる!
セキュリティエンジニアとして必要な専門知識を深めることができます。
就職に有利
プログラマーやシステムエンジニアなど、IT業界での就職・転職に有利に働きます。
この2つの資格を取得することで、より高度な資格取得へのステップアップになりますよ。
セキュリティエンジニアの年収は?
セキュリティエンジニアの年収は、経験年数やスキルレベル、勤務先企業や地域などによって大きく異なりますが、一般的に他の職種と比較して高めの水準となっています。
(全国)
就業者数 | 207.400人 |
労働時間 | 165時間 |
年収 | 558.3万円 |
平均年齢 | 40歳 |
出典:job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))
平均年収はあくまでも目安です。年収だけではなく、働き方や福利厚生、キャリアパスなども考慮して就職先を選ぶことが大切です。
セキュリティエンジニアに向いている人は?
セキュリティエンジニアは、企業の機密情報を守り、サイバー攻撃からシステムを守る非常に重要な役割です。そのため、単なるITスキルだけでなく、多岐にわたる能力が求められます。
①責任感と倫理観がある人
責任感があり、企業の機密情報を保護すること使命感を持って取り組める人
・自分のスキルを悪用しないための高い倫理観が求められます。
②問題解決能力がある人
論理的な思考ができ、複雑な問題を解決することに喜びを感じる人
・不測の事態に冷静に対応できる能力も重要です。
③学習意欲がある人
IT技術に興味があり、常に新しい技術を学ぶことに楽しみを感じる人
・常にスキルアップを目指し、自己成長を続ける意欲が必要です。
④コミュニケーション能力がある人
チームワークを大切にし、周囲の人と協力して仕事を進めることができる人
・顧客に対して、専門的な知識を分かりやすく説明する能力も求められます。
セキュリティエンジニアは、ITスキルだけでなく、高い倫理観やコミュニケーション能力など、多岐にわたる能力が求められる仕事です。
まとめ
便利なITの世界には、サイバー攻撃という大きな影がつきまとっています。
セキュリティエンジニアの仕事は、私たちが安心してITを利用できるようにするために、大切な情報を守ってくれています。
IT技術は、日々進化し、国もIT育成に力を入れて支援していることから、今後の将来性もますます高まるでしょう。
人々の暮らしを支え、社会を安全にするセキュリティエンジニアを目指してみませんか?
読売式教育メソッドで、未来を切り開くあなたを応援します!
読売理工医療福祉専門学校は、あなたの人生の第一歩を踏み出す場所。
少人数制によるきめ細やかな指導と、実習・インターンシップなど実践的な学びを通して、専門知識だけでなく社会で活躍するために必要な「人間力」「就職力」も養成します。
夢に向かって学びたい
社会で活躍したい
新しいことにチャレンジしたい
そんなあなたを、私たちは心から応援します。
オープンキャンパスにご参加ください!
学校の雰囲気を体験し、教員や先輩学生と直接話をすることができます。
あなたの疑問に何でもお答えしますので、お気軽にご参加ください。