ネットワークエンジニアの平均年収を紹介!年収アップするための方法も解説
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- ネットワークエンジニアの平均年収
- ネットワークエンジニアの年収を上げる方法とは
- 関連資格を取得する
- 上流工程に携わる
- 英語力を養う
- セキュリティ・クラウドに関する知識を深める
- まとめ
ネットワークエンジニアの年収は、日本全体の平均年収よりも高い傾向にあります。ただし、IT業界ではスキルが年収に直結しやすいため、実績や経験によって年収は異なります。また、企業規模によっても大きく開きがあるので、ネットワークエンジニアになったからといって必ずしも高収入が得られるとは限りません。
この記事では、ネットワークエンジニアの平均年収と、年収を上げるための方法について解説します。
ネットワークエンジニアの平均年収
求人情報・転職サイトdodaによると、ネットワークエンジニアの平均年収は451.5万円です。国税庁の「令和2年分民間給与実態統計調査」によると、日本の平均年収は433万円のため、ネットワークエンジニアの給与水準は高めだといえるでしょう。
ただし、実際の年収の幅は300万円未満から1,000万円以上と広く、300~400万円未満が全体の28%で最も多くなります。
年収 | 全体の割合 |
---|---|
300万円未満 | 15% |
300~400万円 | 28% |
400~500万円 | 22% |
500~600万円 | 16% |
600~700万円 | 10% |
700~800万円 | 5% |
800~900万円 | 3% |
900~1,000万円 | 1% |
1,000万円以上 | 1% |
(参考:doda)
ネットワークエンジニアの年収は、スキルや経験があるほど高くなる傾向にあります。また、中小企業よりも大手企業のほうが高い傾向があり、その理由は、慢性的な人手不足と、ネットワークエンジニアの育成の難しさにあると考えられます。
ネットワークエンジニアの年収を上げる方法とは
ネットワークエンジニアの平均年収は、日本全体の平均年収よりも高い水準にあります。しかし、ネットワークエンジニアは経験やスキルが年収に直結しやすいため、技術力が低いエンジニアは年収アップが難しいでしょう。
ここでは、ネットワークエンジニアとして年収を上げる4つの方法をご紹介します。
関連資格を取得する
ネットワークエンジニアとして働くうえで必須の資格はありませんが、資格を取得することで必要な知識・技術が備わっていると証明できます。また、スキルアップのために努力しているというアピールにもなるため、実務に関連する資格であれば積極的に取得するのがおすすめです。
以下は、ネットワークエンジニアに人気の資格です。
- シスコ技術者認定 CCNA
- シスコ技術者認定 CCNP
- 基本情報技術者試験
- ITパスポート
- ネットワークスペシャリスト
上流工程に携わる
ネットワークエンジニアの仕事は大きく4つに分類でき、保守・運用→構築→設計の順で上流工程になります。上流工程では高い専門性やスキル、経験などが求められるため、下流工程に比べて年収は高めです。したがって、年収を上げるには上流工程を目指すのが効果的でしょう。ただし、上流工程に携わるためには、自発的にスキルや知識を身につける必要があります。
英語力を養う
ネットワークエンジニアとして活躍し続けるためには、英語力が欠かせません。IT業界は日本よりも海外のほうが進歩していて需要も高いため、海外ベンダーや外国人エンジニアとやり取りできるエンジニアは高く評価されます。また、海外の企業は日本よりも年収が高い傾向にあるので、英語力を身につけて転職するのもおすすめです。
セキュリティ・クラウドに関する知識を深める
今後はオンプレミスサーバーが減少し、クラウド型サーバーに移行していくことが予想されます。そうなると、従来のネットワークエンジニアが活躍できる場は狭まり、年収アップはもちろん、エンジニアとしての将来性も期待できません。また、IT関連の仕事をするうえではセキュリティの知識も不可欠です。したがって、クラウド型サーバーの知識を深めたり、クラウド上でネットワークを構築するためのプログラミングスキルを習得したりすることで、年収アップにつながるでしょう。
まとめ
ネットワークエンジニアの平均年収は451.5万円と、日本全体の平均年収に比べて高めです。ただし、IT業界ではスキルや経験が年収と直結しやすい傾向にあり、スキルがない、もしくはスキルアップを試みないエンジニアは年収アップが難しいといえます。
ネットワークエンジニアの年収を上げるには、資格の取得や、上流工程や管理職を目指すことが効果的です。また、セキュリティ・クラウドの知識や、英語力を身につけることも、年収アップにつながるでしょう。
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