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エンジニアの将来性とは?現状や動向、将来性を確保するためのポイントを解説

⽬次
  1. エンジニア業界の現状と動向
    1. IT技術の急速な成長
    2. 労働人口の減少とエンジニア不足
  2. エンジニアの将来性
    1. システムエンジニア
    2. ネットワークエンジニア
    3. インフラエンジニア
    4. セールスエンジニア
    5. Webエンジニア
    6. サーバーエンジニア
  3. エンジニアの将来性を確保するためのポイント
  4. トレンドを追う
  5. 学び続ける
  6. 行動力を高める
  7. まとめ

エンジニアは将来性があると期待されている職業の一つで、就職や転職でも応募者から多くの人気を集めています。

ただし、エンジニアだからといって安定した将来が約束されるわけではありません。エンジニアに求められるスキルは時代とともに変わっているため、需要を自分で確保していくことが大切です。

そこで今回は、エンジニアの現状や動向・将来性、需要を確保するためのポイントを紹介します。

エンジニア業界の現状と動向

エンジニアの将来性とは?現状や動向、将来性を確保するためのポイントを解説

昨今のIT技術の発展により、エンジニアの需要は年々高まりつつあります。そんななか、日本では少子高齢化によって労働人口が減少しており、将来的にはエンジニア不足の深刻化が懸念されています。


IT技術の急速な成長

IT技術の発展は「第三次産業革命」といわれており、すでにITと生活は切り離せない状況になっているといっても過言ではありません。ITトレンドの移り変わりは他業界に比べて激しく、特にクラウドやAI技術、AR・VRなどは急速な発展を見せています。


日本では2020年3月から5Gも適用化され、インターネットを介した業務の効率化や、これまでとは違った付加価値の誕生が期待されています。


労働人口の減少とエンジニア不足

IT技術が発展すれば、その分エンジニアが必要になりますが、現在すでにIT技術の成長に人材供給が追い付いていない状態です。経済産業省が行なった調査では、2030年までに45万人のIT人材が不足すると予測されているほどです。


さらに、日本では少子高齢化による労働人口の減少も深刻化しています。2020年は前年に比べ18万人の労働人口が減少しており、今後もエンジニア不足は続いていく見込みです。


エンジニアの将来性

日本ではIT人材の不足が懸念されているものの、エンジニアの将来性は分野によって大きく異なります。分野別でエンジニアの将来性・需要を見ていきましょう。


システムエンジニア

システムの提案から設計、開発までを担うエンジニアです。システム開発では最新のIT技術が求められるため、今後も需要が高まる一方だといえます。


ネットワークエンジニア

利用しやすいネットワーク環境を整えるために、ネットワーク設計や構築、運用、保守を担うエンジニアです。

現在は、クラウドサーバーの普及にともない、求められるスキルが変わりつつあります。そのため、今後はネットワーク以外の知識も持ち合わせているエンジニアでないと、活躍は難しいでしょう。

インフラエンジニア

サーバー構築やネットワーク管理、端末設定などを行なうエンジニアです。ネットワークのインフラ構築がなくなることはありませんが、最新技術の知識を持っているほうが重宝されるでしょう。

セールスエンジニア

IT技術に関する専門知識を持った営業担当です。企業のIT化が進むと、それにともないセールスエンジニアの需要も高まっていくと考えられます。


Webエンジニア

Webサイト・Webアプリケーションの設計や開発、運用、保守などを担うエンジニアです。Webサービスの需要は増加傾向にあることから、今後も安定した需要が期待できるでしょう。


サーバーエンジニア

サーバーの設計や構築、運用、保守などを担うエンジニアです。近年のクラウドの普及やサーバーレスの浸透などから、今後はサーバー関連の業務が減少していくと考えられます。


エンジニアの将来性を確保するためのポイント

IT業界は変化が激しく、新しい技術がどんどん開発されていくため、そのなかでエンジニアとしての需要を確保するためには工夫が必要です。

エンジニアとして長く活躍するためには、次の3つのポイントを押さえておきましょう。


トレンドを追う

IT業界はトレンドの入れ替わりが激しく、今年のトレンドが来年には通用しなくなっている可能性も十分にあり得ます。いつまでも活躍できるエンジニアでいるためには常にアンテナを張り、トレンドに乗り続けることが大切です。

また、IT業界のトレンドは海外発のものが、あとから日本へ入ってくるという流れが一般的です。そのため、海外の情報も積極的に収集していくことをおすすめします。


学び続ける

次々と新しいテクノロジーが生み出される現代において、長く活躍するエンジニアになるためには、常に学び続ける必要があります。最新技術の知識はもちろんのこと、グローバル化を考えると、英語も身に付けておくほうがよいでしょう。エンジニアにとって学びは不可欠であり、終わりはありません。


行動力を高める

現在、需要の高い分野で活躍できていたとしても、将来のことは誰にもわかりません。その分野の需要が減少し始めた際には、新しいスキルを身に付けたり、早い段階で需要の高い分野に乗り換えたりする行動力が必要です。

そのためにも、情報収集とスキルアップは欠かせないでしょう。


まとめ

IT技術の発展でエンジニアの需要が高まっている現在、すでにIT技術の成長に人材供給が追い付かない状態となっており、2030年には45万人のIT人材が不足するといわれています。

そのため、エンジニア職は今後も売り手市場が続くことになりますが、だからといって安定した将来が約束されているわけではありません。将来性のあるエンジニアになるためには、IT業界の動向にアンテナを張り、新しい技術を積極的に学んでいくことが重要です。

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