インフラエンジニアの将来性は高い?活躍し続けるために必要なこと
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- インフラエンジニアの現状と将来性
- インフラエンジニアの現状
- インフラエンジニアの将来性
- インフラエンジニアとして活躍し続けるために必要なスキル
- クラウドサービスの知識
- Docker・仮想化技術の知識
- セキュリティ技術
- マネジメントスキル
- まとめ
インフラエンジニアは、ITインフラの設計・構築・運用・保守を担当するエンジニアで、ITサービスを利用するうえで欠かせない存在といえます。近年のデジタル化にともないインフラエンジニアの需要は高まっていますが、活躍し続けるためには積極的にスキルを磨き続けることが大事です。
この記事では、インフラエンジニアの現状と将来性、活躍し続けるためにはどのようなスキルが必要かを解説します。
インフラエンジニアの現状と将来性
まずは、インフラエンジニアの現状と将来性について見ていきます。将来的に、インフラエンジニアの需要はどうなっていくのでしょうか。
インフラエンジニアの現状
現代の企業において、IT化・デジタル化・DXの実現は重要な経営戦略といえます。しかし、IT人材の需要はますます高まっている一方で、人材は不足しているのが現状です。
多くの企業では、既存システムの複雑化・ブラックボックス化が起こっており、さらに老朽化も進んでいます。また、自社内にエンジニアが在籍している企業が少なく、ノウハウが蓄積しづらいため、エラーなどトラブルが起こった際に自社内での対処が難しいことが大きな課題です。
経済産業省のDXレポートでは、こうした状況を打破できなければ、2025年以降には年間最大12兆円の経済損失が生じる可能性があると指摘しています。
組込み/IoT製品・サービスを利用・開発する企業、システム・ソフトウェアを開発する企業を対象に、IPAがある調査を行ないました。その結果をまとめた「組込み/IoTに関する動向調査 調査報告書」内で、約10%の企業がサーバー/ストレージ技術は現時点での重要な技術だと回答しています。これらを総合的に見ても、インフラエンジニアが必要とされていることがわかるでしょう。
インフラエンジニアの将来性
今後も、IT人材の需要はますます高まっていくことが予想されます。したがって、インフラエンジニアの将来性も期待できるといってよいでしょう。
経済産業省・みずほ情報総研株式会社による「IT人材需給に関する調査」では、2030年にはIT人材の不足人数が、最大79万人になる可能性があるとされています。需要が高まる一方で、IT人材はますます不足することが予想されているのです。
また、今後新たな技術が開発されると、インフラも新しくなるため、インフラエンジニアの需要は高まると考えられます。しかし、必要とされるのは新たなインフラ技術に対応できるインフラエンジニアであり、従来の技術に執着しているエンジニアの需要は低下していくでしょう。
インフラエンジニアとして活躍し続けるために必要なスキル
では、今後もインフラエンジニアとして活躍し続けるためにはどのようなスキルが必要なのでしょうか。ここからは、4つの重要なスキルについて解説します。
クラウドサービスの知識
これまでのITインフラは、オンプレミスのサーバーが主流となっていました。オンプレミスとは、自社内でソフトウェアや機器を保有して運用する形態のことです。
しかし最近では、オンプレミスではなく、インターネット上の仮想サーバーであるクラウドサーバーが主流になりつつあります。したがって、今後はソフトウェアを駆使したサーバー設定や最適化といった、クラウドサーバーにも対応できるスキルの需要が高まっていくでしょう。
人気のクラウドサービスとしては、Amazonが提供するAWS、Googleが提供するGCP、Microsoftが提供するAzureなどが挙げられます。
Docker・仮想化技術の知識
インフラ環境を構築するには、仮想化技術が不可欠です。仮想化技術とは、物理的な機能を論理的に異なる機能に見せかける技術のことを指し、VMWare・Virtual Boxなどのホスト型仮想化、Dockerなどのコンテナ型仮想化があります。
特に後者のコンテナ型の仮想化技術は、ホスト型仮想化技術と比較してもリソースが小さく手軽に利用できるため、今後も需要が高まるでしょう。
セキュリティ技術
インフラ設計の際には、セキュリティに関するスキルも重要です。IT技術が進化すればするほど、その分サイバー攻撃なども複雑化してリスクが高まります。
したがって、インフラエンジニアは常に最新のセキュリティ知識を有しておかなくてはいけません。
セキュリティに関する専門知識があれば、インフラエンジニアにとどまらず、あらゆる分野で活躍できる可能性が広がります。
マネジメントスキル
これまで挙げたスキルがあれば、インフラエンジニアとしての活躍の場は大いに広がります。これらの技術的なスキルに加えて、マネジメントスキルがあればさらに重宝されるインフラエンジニアになれるかもしれません。
基本的に、インフラの設計・運用はチームで実施します。トラブルが起きた際は、複数の部門にまたがって問題解決する場面も少なくありません。
提案力・管理能力・コミュニケーションスキルがあれば、チームや部門同士をまとめて、円滑にトラブルシューティングができるでしょう。
マネジメントスキルがあれば、管理職への昇給や転職の際にも有利です。
まとめ
インフラエンジニアの需要は、今後も高まっていくと予想されるため、将来性はあるといえます。しかし、従来の技術や知識だけでは、日々進歩していく新たな技術やシステムに対応できず、活躍し続けるのは難しいでしょう。
活躍し続けるインフラエンジニアになるためには、最新の情報に常にアンテナを張って、スキルアップし続けることが大切です。
読売理工医療福祉専門学校クロスメディア情報学科では、インフラエンジニアに必要なスキルや専門知識を丁寧に学んで身につけることができます。外部と交流する機会も多いため、企業が必要とする実践的な力を養うことが可能です。
実践的なスキルを身につけたい方、活躍し続けるインフラエンジニアになりたい方は、入学を検討してみてはいかがでしょうか。