ゲームクリエイターの将来性と今後求められるスキル
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- ゲームクリエイターの現状と実態
- 労働時間が比較的長い
- 下請けの開発会社ほど忙しい
- トレンドの移り変わりが激しい
- ゲームクリエイターの将来性
- ゲーム業界はさらなる進化・発展が予想されている
- 今後注目されるのはVR(バーチャル・リアリティ)
- ゲームプランナーの役割がさらに重要になる可能性も
- これからのゲームクリエイターに求められるスキル
- VR(バーチャル・リアリティ)
- 物理学・数学
- 英語力
- まとめ
近年、ゲーム業界は目覚ましい発展を遂げています。そのなかでも、ゲーム制作や開発に携わるゲームクリエイターは、憧れる人が多い人気職業の一つです。
ゲームクリエイターを目指すなら、実際にどのような環境で働くことになるのか、将来性なども押さえておくとよいでしょう。
この記事では、ゲームクリエイターの現状や将来性に加え、今後求められるスキルなどをわかりやすく解説しています。
ゲームクリエイターの現状と実態
一般的に「ゲームクリエイター=激務」というイメージを持たれがちですが、現状として以下のような実態があります。
労働時間が比較的長い
ゲーム制作には、「納期」と呼ばれる締め切りがあるのが一般的です。ゲーム制作に関わる人は、ほぼこの納期に合わせて動いています。
ゲーム制作はゲームクリエイター以外にも、さまざまな職種が連携して業務にあたります。そのため、もしその内の誰かが作業のスケジュールを遅らせてしまうと、他のメンバーに迷惑がかかってしまうでしょう。
また、急な企画変更や不具合対応などもあり、どうしても労働時間は長くなりがちです。
下請けの開発会社ほど忙しい
ゲームクリエイターの労働環境は、会社の業種や規模によっても大きく異なります。
一般的に、大手のゲームメーカーほど福利厚生が整っており、勤務時間も配慮されているケースが多いでしょう。
その一方で、下請けの開発会社は納期を厳守する必要があるほか、少ない人数で業務にあたることも多いため、負担が大きくなりやすい傾向があります。
トレンドの移り変わりが激しい
現代は、ゲーム機だけでなくパソコン・スマートフォン・タブレットなどで、誰でも気軽にゲームを楽しむことができる時代です。
小さな会社が新しく開発したゲームが大ヒットする、といった可能性を秘めている反面、規模の大小に関わらず、会社同士の競争も激化しています。
日々激しく移り変わるトレンドとニーズを捉え、そのときにマッチしたゲーム制作をすることが今後も重要となるでしょう。
ゲームクリエイターの将来性
ゲームクリエイターは、現在人気があると同時に、将来性も期待できる職種です。その理由としては、以下の3つが挙げられます。
ゲーム業界はさらなる進化・発展が予想されている
ゲームは娯楽の一つとして浸透しており、世界中に多くの愛好者が存在しています。
また、IT技術の発展やスマートフォンの普及などにより、ゲームのニーズは安定して高いままだといえます。こうした現状により、ゲーム業界は今後もさらなる進化や発展を遂げる可能性が高いのです。
ゲーム業界自体が今後も発展していくため、その中核となるゲームクリエイターの将来性はもちろん、今後は社会的な存在感や影響力も高まっていくと予想されるでしょう。
今後注目されるのはVR(バーチャル・リアリティ)
近年では、VR(バーチャル・リアリティ)を活用したゲームが、より注目されています。VRとは、人間の五感に働きかけることで、非現実の世界を現実のように表現する技術です。この技術により、従来のゲームよりも高い迫力と臨場感を実現できるようになりました。
VRを導入するには高い知識と技術が必要になるため、VR開発の経験や技術へのニーズも高まるでしょう。
ゲームプランナーの役割がさらに重要になる可能性も
ゲームプランナーは、ゲームの開発にあたって統括やプランニングをすることが仕事です。これまでプランナーは、どちらかというと上層部や制作従事者の意見をうまく調整する、橋渡し的な仕事が多い傾向にありました。
しかし、現在では、トレンドとニーズによりマッチしたゲーム制作が求められています。そのため、本来の仕事内容である「プランニング」がより重要になると予想されるでしょう。
これからのゲームクリエイターに求められるスキル
将来性の高いゲームクリエイターとして活躍し続けるために、必要とされるスキルについても解説します。
VR(バーチャル・リアリティ)
技術や知識のアップデートや入れ替わりの激しいゲーム業界において、近年注目されている技術であるVRの知識は、身に付けておくと有利なスキルの一つです。
物理学・数学
ゲームのプログラミングやグラフィックでは、数学的な作業や思考が求められる場面も少なくありません。
特に、VRを導入したゲーム制作では、3DCG(3次元コンピュータグラフィックス)が求められるため、物理学や数学の知識も不可欠になると予想されます。
英語力
ゲームクリエイターに限らず、英語力や語学力は、多くの職種で今後ますます重要視されるスキルの一つといえます。
ゲーム制作で使用する機材は、多くが外国製です。機材のマニュアルをはじめ、新しい技術やトレンドの情報なども英語で発信されることがあるため、ある程度の英語力は必須となるでしょう。
まとめ
ゲームクリエイターは現在も人気の高い職業であり、業種によって労働時間の長さや忙しさは異なるものの、将来性の高い職種です。
VRの知識やゲームプランニング能力など、今後必要となる最先端のスキルを獲得するには、専門性の高い学校で学ぶことをおすすめします。
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