AIエンジニアの年収はどのくらい？年収アップのためにはどうすれば良い？

投稿日： 2022年10月04日

⽬次

AIエンジニアの年収事情とは？
AIエンジニアの年収アップを目指す3つの方法

海外企業への転職
スキルアップ
フリーランスとして独立

まとめ

AIエンジニアの年収は、日本の平均年収と比較すると高い傾向にあります。ただし、勤務場所や企業規模によって年収には開きがあるのが実情です。状況次第ではかなりの高収入も狙える職種ですが、年収アップするには環境を変えるなどの工夫も必要でしょう。

そこで今回は、AIエンジニアの平均年収や、年収アップのための方法をご紹介します。

AIエンジニアの年収事情とは？

さまざまな職種の給与情報を掲載している「求人ボックス」によると、AIエンジニアの平均年収は約596万円です（2022年9月現在、以下同様）。これは、月収で換算すると月50万円ほどになります。初任給は22万円が相場です。なお、派遣社員は時給2,092円が相場となっています。

一方で、国税庁の令和2年度「民間給与実態統計調査結果」によると、日本の平均給与は433万円となっています。ここから、日本全体の平均よりもAIエンジニアの年収は100万円以上も高く、収入は高めの職種であることがわかります。

ただし、実際のAIエンジニアの年収は幅広く分布しており、最も給与帯の低い層では346万円、最も高い層では1,060万円と開きが大きくなっています。

給与帯の幅が非常に広くなっている原因の一つとして、企業規模や地域によって年収差があることが挙げられます。地域別にみると、関東圏が最も高く619万円。なかでも東京が最も高く644万円です。最も低い都道府県は福岡県で、499万円となっています。

また、年齢別に見ても年収には差があります。20～24歳が最も低く339万円。50～54歳が最も高く666万円です。

AIエンジニアの年収アップを目指す3つの方法

AIエンジニアの年収は日本の平均年収よりも高い傾向ですが、地域や企業規模によってはなかなか収入が上がらないケースもあります。そこでここでは、AIエンジニアが年収をアップさせるにはどのような方法があるか解説します。

海外企業への転職

AIエンジニアの年収は、国内よりも海外のほうが高くなる傾向があります。そのため、日本企業で働いているAIエンジニアで年収がなかなか上がらないと悩んでいる人は、海外企業への転職を検討してみるのもよいでしょう。AIエンジニアは海外においても需要が高い職種です。

もちろん、海外で働くのであれば一定の語学力が必要ですし、より優秀な人材が集まってくる場でもあるため、国内企業で働く以上の努力が必要となります。

スキルアップ

AIエンジニアになるためには、専門性の高い知識やスキルを身に付けることが不可欠です。そのような職種においてさらなる年収アップを目指すのであれば、最低限レベルにとどまらずスキルアップを図り、よりいっそう技術を磨く必要があります。

例えば、PythonやJavaといったプログラミングスキルを習得するだけでなく、データ分析ツールを使いこなせるようになったり、AIを活用している特定分野の専門知識を深めたりすることで、AIエンジニアとしてのスキルアップが見込めます。

また、AIエンジニアとしてだけでなく、マネジメントスキルやリーダーシップを身に付ければ、プロジェクトリーダーなど責任の大きいポジションを任されるようになり、年収アップが期待できるでしょう。

フリーランスとして独立

高い専門知識と技術を有していれば、フリーランスとして独立することで年収がアップする可能性があります。

企業に勤めている場合、どれだけ優秀な人材でも、一定レベルまで給料が上がりきるとそれ以上の年収を期待するのは難しいでしょう。一方でフリーランスになれば、自分の能力や仕事量次第で報酬が決まるため、収入の頭打ちがなくなります。

ただし、書類関係の処理や営業なども自身で行なう必要があるなど、フリーランスになることで増加する業務もあります。雑務も増えるため、すべての時間を収入に直結する作業に使えるというわけではありません。また、実力次第の世界なだけに、フリーランスになったからといって必ずしも収入が上がるわけではないことにも注意しましょう。また、怪我や病気で働けない時期は収入も途絶えるといった、フリーランスならではのリスクも知ったうえで独立する必要があります。

まとめ

AIエンジニアの平均年収は日本全体の平均よりも100万円以上高く、収入はかなり高めの職種といえます。ただし実際の収入帯は幅が広く、平均以下から1,000万円以上までさまざまなので、稼げるかどうかは実力や環境次第ということもいえるでしょう。収入をアップさせたいのであれば、働く環境を変える試みや、より一層のスキルアップなどが必要です。

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