施工管理技士とは?仕事内容や必要な資格
投稿日:
- 施工管理技士とは?
- 施工管理技士の仕事内容
- 施工管理技士になるために必要な資格は?
- 資格と監督できる職種の内訳
- まとめ
施工管理技士とは?
「施工管理技士」とは、建物の建築や工事をする現場の管理者、つまり監督をする人です。工事にもさまざまな工程や種類があるため、施工管理技士も「土木、電気工事、造園」など細かく種類が分けられています。工事の規模は大小さまざまですが「ここの工事は自分が担当した」といえる仕事です。
施工管理技士の仕事内容
工事にかかるコストを考えて管理し、可能であれば節約する仕事になります。工事にあたり、鉄筋やコンクリート、壁材など、さまざまな材料が必要になりますが、その品質や原価などのバランスを考えなければいけません。さらに、工事の日程が伸びてしまうと、人件費が予定より増えてしまいます。費用を下げるときも、法令や安全面に問題があってはなりません。施工管理技士が検討する領域は多岐に渡るのです。
施工管理技士になるために必要な資格は?
施工管理技士になるには、国家資格を取得する必要があります。工事現場の種類にあわせて、資格にも種類があります。保有している資格の種類で、担当できる現場が異なります。
6種類の内訳は下記の通りで、国土交通大臣が指定した団体が試験を実施しています。械化
・建設機械施工技士(一般社団法人 日本建設機協会が実施)
・土木施工管理技士(一般財団法人 全国建設研修センターが実施)
・建築施工管理技士(一般財団法人 建設業振興基金が実施)
・電気工事施工管理技士(一般財団法人 建設業振興基金が実施)
・管工事施工管理技士(一般財団法人 全国建設研修センターが実施)
・造園施工管理技士(一般財団法人 全国建設研修センターが実施)
資格と監督できる職種の内訳
上記の6種類の資格は、監督できる職種も定められています。資格では、建設の職種を「土木、建築、とび土工、左官、電気工事、しゅんせつ」などに細分化し、それぞれの資格で監督できるものと、できないものが分けられています。
監督できる職種で言えば「建築施工管理技士」が最も多くなります。しかし、電気工事や管工事など建築で欠かせない工程は、電気工事施工管理技士や管工事施工管理技士が監督しなければなりません。
このほか、常時50人以上の労働者を従事させる建設現場では、統括安全衛生責任者を選任する必要があります。統括安全衛生責任者は、施工管理技士の資格を持っていなくても担う事ができますが、実務面では施工管理技士の資格を持つスキルがある人が担当するケースが多いといえます。
まとめ
施工管理技士は、どの学歴でも受験資格を得るまでに、指定の実務経験が必要になります。取得までの下積みが大変です。しかし自分の携わった工事が完成した際の達成感だけでなく、多くの人に利用されるというのは、他では味わえない喜びがある仕事といえるでしょう。