電気工事士の難易度や試験内容は?
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- 電気工事士の試験内容
- 電気工事士の試験の難易度
- 試験に必要な受験資格
- まとめ
電気工事士の試験内容
電気工事士の試験は、第一種、第二種どちらとも筆記試験と技能試験があり、筆記試験はマークシート方式です。
第二種の筆記試験の科目は下記の通りです。
・電気、配電に関する基礎知識
・配線設計、配線図
・電気の機械や配線のための器具の基礎知識
・電気工事用の材料、工具の知識
・電気に関する工事の方法
・一般的な電気製品の検査方法、法令
第二種の技能試験の科目は下記の通りです。
・電気を流れる線の接続方法
・配線の工事
・電気機器や配線器具の設置
・電気機器・配線器具の使用方法
・電気工事用に使う材料や工具の使用方法
・コード、通電状態のまま移動可能な電線の取付け
・接地工事
・電流、電圧、電力、電気抵抗の測定
・一般的な電気製品の検査
・一般用電気製品の故障部分の修理
第一種の筆記試験は、第二種に下記の科目が加えられます。
・電気を使った応用技術
・電気を受け取る設備の知識
・蓄電池の基礎知識
・電気をつくる施設や送る施設、変電施設の基本的な構造や特性
・自家用電気工作物の検査方法、法令
第一種の技能試験は、第二種に下記の科目が加えられます。
・蓄電池の設置、使用方法
・自家用電気工作物の故障部分の修理
電気工事士の試験の難易度
第二種の合格率は40%程度となっています。筆記試験では、上記「電気工事士の試験内容」が問われます。技能試験では、図面を書き起こしたり、ケーブルの切断や接続の技術を身につけておかなければなりません。テキストや通信講座を使用して、独学でも合格する人もいます。
第一種の合格率は30%程度で、二種に比べて難易度が上がっています。筆記試験では、上記「電気工事士の試験内容」が出題され、専門的な学校で知識を身につけていないと合格は難しいのが実情です。技能試験では、電気工作物を正確かつ早く自作しなければいけません。
試験に必要な受験資格
第二種、第一種どちらとも、受験資格の制限はありません。しかし、第一種は合格できても実務経験がなければ資格を得ることができません。
第一種の資格の取得に必要な実務経験は、下記の通りです。
・一定の課程を含める学校卒業:3年の実務経験
・その他:5年の実務経験
まとめ
電気工事士は、第一種と第二種で難易度にかなり差があります。第二種は、独学でも頑張れば合格を狙えると言われます。第一種は難易度が高いため、電気工事関連の職業に従事している人が狙う試験といえるのではないでしょうか。