女性プロデューサーのキャリアパスと活躍状況を解説!

女性プロデューサーのキャリアパスと活躍状況を解説!

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

番組制作の総責任者“プロデューサー”は、責任が重い分やりがいのある仕事です。

ハードな局面も多い職種であり、女性のキャリアパスや活躍の現状が気になる方も多いでしょう。

この記事では、女性がプロデューサーとして働く際のメリット・デメリット、現在の活躍状況を解説し、アフターコロナの活躍フィールドにも言及します。

プロデューサー志望の女性の方は、ぜひご一読ください。

プロデューサーの仕事は女性でもできる?

番組制作の総責任者であるプロデューサーの仕事内容は、企画立案から予算獲得・キャスティング・スタッフ選び・スケジュール管理・宣伝活動まで多岐にわたります。

「ハードワークのイメージがあるから、体力のある男性が有利では?」と思うかもしれません。女性でも、プロデューサーとしての活躍は可能なのでしょうか?

以下では、プロデューサーに求められる資質やキャリアパスの観点から、女性でもプロデューサーとして活躍できるのかどうかについて考察してみます。

細やかな配慮など女性の特性が活かせるシーンが多い

番組制作のすべてに対して最終責任を取るのがプロデューサーです。

宣伝活動も含めたSNS対策やコンプライアンスのチェックもあり、プロデューサーの仕事には細やかな配慮が求められます。さらに、近年は配信や関連商品に関する細かい企画のニーズも顕著です。

細やかな配慮などは一般的に女性が得意です。

プロデューサーは、女性ならではの感覚・感性が活かせるシーンが多い職種といって良いでしょう。

ADからのキャリアパスが活かせる

番組制作のプロデューサー希望者は、テレビ局・制作会社に就職するのが一般的。

テレビ局・制作会社ともにプロデューサーになるには、アシスタントディレクター(AD)経験が必須です。ADの仕事をこなしていく中で培われた体力や調整力はプロデューサーにも活かすことができるでしょう。

プロデューサーの仕事は女性向き?

ここからは、プロデューサーが女性の場合のメリット・デメリットを解説します。

キャリアパスに不安のある方は、ぜひ参考にしてください。

女性プロデューサーのメリット・デメリット

テレビ番組の視聴者層は女性の割合が高いといわれています。

視聴者に近い女性プロデューサーの視点・感性・経験を活かしたヒット作は多く、ドラマ制作を中心に在京キー局で活躍する女性プロデューサーは珍しくありません。

デメリットとして挙げられるのは、キャリアの中断リスクです。

テレビの仕事は現場でこそ身に付く経験・スキルも多く、キャリアの継続は重要です。パートナーの職業・考え方で大きく状況は違ってきますが、女性の場合、結婚・出産・育児によるキャリアの中断は男性より可能性が大きいでしょう。

結婚や育児との両立は可能?

近年はテレビ業界でもワークライフバランスに配慮した動きが見られます。

社会の情勢を見ても今後一層配慮されるのは確実で、プロデューサー志望の女性にとって環境は改善に向かっているようです。

また、キャリアの中断や時短勤務期間があっても、仕事は続けられます。

プロデューサー職に限らず、本人が希望するキャリアプランで仕事を続けられるかどうかは、本人がそれまで築いてきた実績と周囲との関係性によるところが大。

もともとテレビ業界は、実力・実績のある人材を常に求めています。

実績と信頼関係があれば、本人の希望に沿う形で仕事を続けることは十分可能でしょう。

プロデューサーとしての資質があれば、ライフスタイルの変化があっても、十分にチャレンジできるはずです。

また、ライフスタイルの変化を機に携わる担当番組のジャンル変更を希望する、サポート的な業務に異動する、フリーランスになるなど、番組制作の仕事を続ける方法はひとつではありません。

これからの女性プロデューサーに期待されること

近い将来アフターコロナ時代を迎えます。

新しい生活スタイルのなかで女性ならでは細かい気配りは、企画でも制作現場でもより重視されるでしょう。

また、リモートワーク・ステイホームなど、女性の視点・感性がポイントとなる番組テーマが増加する可能性も大。女性特有の経験が活きるシーンも増えると考えられます。

多様な価値観・ライススタイルを社会が受け入れるのは時代の必然なので、女性プロデューサーの活躍の場は広がり、一層働きやすくなるでしょう。

まとめ

プロデューサーは番組制作の総責任者です。

男性のイメージがあるかもしれませんが、細やかな配慮など女性の特性が活かせるシーンは多いです。アフターコロナの番組制作では、一層女性の視点・感性が重視されるはずなので、女性プロデューサーの需要も増すはず。

プロデューサーになるにはアシスタントディレクター(AD)の経験が必須なので、ADのハードワークをこなせれば、プロデューサー業も(体力的な面では)問題なくこなせるでしょう。

女性には特有のライフスタイルの変化がありますが、結婚や出産・育児などでキャリアが中断しても、実績と周囲との信頼関係が築けていれば、仕事の続行は可能です。

女性でもプロデューサーを目指すことは十分に可能なので、ぜひチャレンジしてみてください。

■本記事は本校が信頼できると思われる外部情報や、これまで得られた知見に基づいて作成しておりますが、その正確性や完全性を保証するものではありません。
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