テレビプロデューサーになるには?代表的なキャリアパスを紹介
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最終更新日:2021/04/30
公開日:2021/04/27 - 業界コラム
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テレビ業界で番組制作の総責任者の役割を果たすのが、プロデューサーです。
プロデューサーは資金集め・予算管理・スタッフ管理などの営業業務・管理業務のほか、企画・キャスティングなどにも携わり、センスも求められる仕事です。
この記事では、プロデューサーになるための代表的なキャリアパスや必要な資格・資質などを解説します。テレビ業界のプロデューサーを目指す方は、就職活動の準備やキャリアプラン立案にお役立てください。
テレビプロデューサーのキャリアパス
テレビプロデューサーになるための代表的なキャリアパスとして、テレビ局への就職と制作会社への就職の2パターンを解説します。
4年制大学卒業後、テレビ局に就職する
4年制大学卒業後、テレビ局に就職するルートです。
入社後は、AD(アシスタント・ディレクター)としてプロデューサー、ディレクターをサポートしながら現場経験を積み、アシスタント・プロデューサーからプロデューサーに昇格します。
アシスタント・ディレクターからディレクターになり、ディレクターとしてスキルを磨き、プロデューサーへ進む場合もあるようです。会社や個人の希望によってキャリプランには多少の違いがありますが、現場経験が必須なのは共通しており、制作現場を体験してこそ実現する職種です。
短大や専門学校卒業後、番組制作会社に就職する
番組制作会社や制作プロダクションの場合、4年制大学卒業以上の学歴は必須ではありません。短大や映像制作系の専門学校卒業後に就職可能です。ただし、一部著名な制作会社では、4年制大学卒業以上の学歴が必要です 。
入社後の流れはテレビ局と同様で、ADとして経験を積み、ディレクターやアシスタント・プロデューサーを経てプロデューサーになります 。
テレビプロデューサーに必要な資格
テレビプロデューサーは、特に資格や免許が必要な職種ではありませんが、テレビ局や著名な制作会社などでは、新卒入社の場合は4年生大学卒業以上の学歴が求められます。 一部の著名制作会社では、中途入社の場合は実績が大きな判断基準になります。実績次第で大卒以外でも入社できるケースがあるようです 。
資格が不要とはいえ、求められる資質はあります。プロデューサーに不可欠な資質は何か、次項で詳しく解説します 。
テレビプロデューサーとして求められる資質
資質は性格的なものもありますが、努力や経験でも身に付くものもあります。プロデューサーになるために身に付けるべき資質は何か、見極めましょう。
決断力や統率力がある
企画・キャスティング・宣伝戦略など、すべてのプロセスで最終的な判断を下し、番組のクリエイティブを向上させるのがプロデューサーの役割です。
ディレクターや放送作家など制作スタッフを選び、スタッフが出すアイデアを見極め、決断する力も求められます。総責任者として出演者やスタッフを指揮し、まとめる力も必要です。
チャレンジ精神がある
オリジナルな番組を制作するためには、チャレンジ精神が必要です。既成概念や先入観ばかりにとらわれていると、周囲がハッとし視聴者が注目するような新しいアイデアは生まれてきません。
実行力がある
チャレンジ精神同様に大切なのは、新しいことを“テレビ番組として成立させる”実行力です。制作過程で判断が求められたときに迅速・的確に動かないと、予算・納期に悪い影響を与えます。制作スタッフの士気も上がらないでしょう。
番組制作だけでなく、番組を実現するために“企画を通す”ことや予算確保などもプロデューサーに求められる“実行力”です。
好奇心旺盛で分析力がある
さまざまな分野から情報や素材を集める必要があるため、プロデューサーに旺盛な好奇心は必須。ただ単に好奇心が強いだけでなく、番組制作にどう活かすか分析する力も必要です。
好奇心が求められるのは番組企画や番組制作に限りません。効果的な宣伝活動のための媒体選びや宣伝ソフト制作にも好奇心が活かされます。SNSの運用なども、好奇心と分析力がなければ難しいでしょう。
人を動かすことが 好き
プロデューサーは、視聴者に共感や感動を提供することを目標に、同じ目的の出演者・制作スタッフと番組を作ります。目標・目的が同じチームメンバーが可能な限り気持ちよく動けるように総責任者として配慮するのも、プロデューサーの役割です。
広告代理店やスポンサーを説得して予算を獲得するのも、大切な仕事。プロデューサーの仕事は、人を動かすことが好きであるほど、大きな達成感が得られるでしょう 。
まとめ
テレビプロデューサーのキャリアパスにはテレビ局・番組制作会社への就職があり、資格や免許は不要です。ただ、就職先によっては4年制大学卒業以上の学歴が必要になります。
プロデューサーは番組制作をトータルで運営する総責任者。統率力・決断力が求められます。新しい企画を世に出すにはチャレンジ精神と好奇心も必須。さらに実行力があり人を動かすことが好きであれば、資質自体は十分にあると判断できます。
プロデューサーの詳しい仕事内容は、以下の記事をチェックしてみてください。
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