テレビ業界の職種を分類別に紹介
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最終更新日:2021/05/03
公開日:2021/04/27 - 業界コラム
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テレビ業界には、ほかの業界にはない独自の職種があります。職種ごとの仕事内容を理解しておけば、テレビ業界で自分がやりたいことが何なのか、イメージしやすくなります。
この記事では、テレビ業界における代表的な職種を、以下に分けて解説します。
- 技術職
- アナウンサー
- 制作関係職
- その他
自分がやりたいことや自分の適性を活かす職種は何かをしっかり見極め、志望職種を絞り込みましょう。
技術職カテゴリ
番組を技術面から制作・運営する職種で、専門的な知識・スキルが必要です。代表的な職種を解説します。
カメラマン
スタジオ収録の撮影と、ロケなどの屋外撮影に大別されます。まずはベテランカメラマンのアシスタントとして仕事をスタートします。ディレクターが作りたい番組を理解し、テレビ番組の映像として具現化する仕事であり、技術的な知識はもちろん、想像力やセンスも必要です。
専門学校や大学の映像学科出身者が就くケースが多いようですが、一般学科卒の方でも不可能ではありません。
音声・音響スタッフ
番組の「音」 全般に関わる仕事です。ロケ・収録の際に出演者の声や音を拾う仕事に加え、録音済みの音の調整や音響効果を加えて編集する仕事も担当します。理系出身者が多いのが特徴です。
照明スタッフ
映像制作では、照明は視聴者の想像以上に緻密に計算されて作りこまれています。照明スタッフは多方面から照明を当て、より美しく見やすい映像の番組になるよう尽力します。専門的知識が必要で、多くの方が専門学校出身。番組制作会社に所属してテレビ局の外注で仕事を受けるケースがほとんどです。
編集スタッフ
撮影された映像を編集して放映用に完成させる仕事です。ディレクターが編集を兼ねる場合もありますが、専任スタッフが編集する番組も多くあります。
ディレクターからの指示で編集するケースだけでなく、編集が一任されるケースもあり、技術的な知識に加えて理解力とセンスも求められます。専門学校や大学の映像学科卒業者が多いようです。
アナウンサー
キー局では毎年数名程度の採用で、競争率はきわめて高いです。ニュース・報道番組のアナウンスはもちろん、情報系の番組でアシスタントとして番組を進行したり、バラエティ番組でタレント的な役割を果たしたりするケースもあります。ほかにも、報道番組での現場取材やスポーツ実況など、仕事内容は多彩です。
制作関係職カテゴリ
制作関係職カテゴリには、映像業界らしい独特の職種があります。
プロデューサー
番組の最高責任者です。番組制作に“最初から最後まで”関わる責任者とイメージすると、わかりやすいと思います。
番組内容を企画し、予算を立てて企画を通し、ときには予算を出してくれるスポンサー探しもします。お金を計算し工面しながら、出演者のキャスティングや制作スタッフの検討・決定も同時に進めます。さらに、最終的な素材のチェックも大切な仕事です。
資格が必要な職種ではありませんが、アシスタントディレクターやディレクターとしての経験が求められるケースがほとんどです。
ディレクター
プロデューサーとともに番組を企画し、プロデューサーが立てた予算・スケジュール内で番組が納品完了するよう動きます。制作現場では“現場監督”として出演者やスタッフへの指示出しがおもな仕事で、取材やロケ、編集までこなします(仕事の範囲はテレビ局や番組により異なります)。
ディレクターの仕事も特に資格は必要ありません。プロデューサー同様、まずはアシスタントディレクターとして制作現場で経験を積みます。
アシスタントディレクター(AD)
ディレクターをサポートして番組制作現場がスムーズに進行するよう動きます。ADとして数年経験を積み、ディレクター・プロデューサーに昇格するケースが多いようです。
ディレクターが本来の仕事である“演出”に専念できるかどうかは、ADのサポート次第です。最近は“リサーチャー”として、番組のネタ探しも担当するADも増えています。
タイムキーパー
文字どおり番組の“時間”を管理する仕事です。CM入り・CM明けの時間や、時間が押している場合の配分などを出演者・スタッフに伝えます。スタジオ収録の進行管理者であり、経験で培われたスキルが重要です。
その他
技術職・アナウンサー・制作関係職以外の職種をご紹介します。
営業
広告代理店と組み、テレビのCM枠を営業する仕事です。番組関係以外にもイベント協賛など、テレビ局の収入を担います。
経理
一般企業と同じように経理も存在します。
管理
総務・人事などの管理部門も、一般の会社と同じようにあります。
まとめ
テレビ業界の職種はカメラマン・音声・照明・編集などの技術職、アナウンサー、プロデューサー・ディレクター・タイムキーパーなどの制作関係職に分類されます。もちろん企業として営業や経理、管理部門もあります。
自分がテレビ業界で何がしたいのか明確にするためには、職種ごとの具体的な仕事内容と必要な資格・要件などを理解しておきましょう。
■本記事は本校が信頼できると思われる外部情報や、これまで得られた知見に基づいて作成しておりますが、その正確性や完全性を保証するものではありません。
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