テレビカメラマンの年収はいくら？目安を紹介

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番組のスタジオ収録やロケで撮影を担当するテレビカメラマン。

自分の撮った映像が放映され視聴者の反響に結び付く、手応えのある仕事です。

この記事では、テレビカメラマンの年収や月給の相場が気になる方に向けて、テレビカメラマンの年収や月収の目安について解説します。職業としてテレビカメラマンに興味のある方は、ぜひご一読ください。

テレビカメラマンの年収は差が大きい

テレビカメラマンの年収は属性による差が大きく、平均的な“相場”としてまとめるのは簡単ではありません。

テレビ局勤務・番組制作会社勤務・フリーランスを例に説明しますが、フリーランス以外は就職先の企業や雇用形態（正規雇用か非正規雇用など）、経験年数、スキルなどにより年収は変動します。なんらかの事情で会社の売上が落ち、給与が経営状況の影響を受ける場合もあるでしょう。したがって、あくまでも“目安”として参考にしてください。

テレビ局カメラマンの場合

キー局（日本テレビ放送網・テレビ朝日・TBSテレビ・テレビ東京・フジテレビジョン）に勤務するテレビカメラマンの年収は、平均600～700万円といわれています。

一方、地方のテレビ局の場合、年収は500～600万円が相場です。キー局とは2～3割ほど差があります。

テレビ局カメラマンはもともと採用数が少ないですし、技術職は外注の割合が上昇し採用数自体が減少しています。 テレビ局のカメラマン採用は、かなりの難関です

番組制作会社カメラマンの場合

番組制作会社勤務のテレビカメラマンの場合、正規雇用で年収400～500万円が相場のようです。雇用形態が正社員・契約社員・アルバイトと多様で、給与にもかなり差が出ます。

カメラマンのような技術職は、スキルを身に付けるためには現場での経験が必須。どうしてもカメラマンにこだわりたいなら、正社員として採用されなくても、採用されやすい雇用形態でカメラマンとして仕事をスタートしても良いでしょう。その後のキャリアプランをしっかり描いているなら、決して悪くない選択です。

フリーランスカメラマンの場合

経験豊富でスキルに自信があり人脈にも恵まれている場合、独立してフリーランスのカメラマンとしての活躍も可能です。仕事は自分で獲得するので、年収が大きく上がることもあれば、その逆もありえます 。企業勤務のような安定性は望めなくとも、“がんばった分だけ報われたい”と考える方に向いているでしょう。

テレビカメラマンの月給目安

「求人ボックス」および「indeed」のデータを参考に、テレビカメラマンの月給の目安を説明します。

求人ボックスで「テレビカメラマン 正社員」を条件に検索すると、平均月給は28.5万円。indeedで「テレビカメラマン」を条件に検索すると平均月給は、23.1万円です。

※2021年時点。数字は検索時点の結果で日々変動します。

求人ボックス「テレビカメラマン 正社員」の検索結果

indeed「カメラマン」の検索結果

求人サイトの求人は、カメラマンだけでなく、カメラマンアシスタント・音声スタッフ・照明スタッフも含んだ「テレビ番組制作の技術スタッフ」として表示される場合があります。提示される月給はあくまで目安として参考にしてください。

テレビカメラマンになる方法

テレビカメラマンを目指す場合、いくつかのルートがあります。
テレビ局と番組制作会社で大きく違うので、自分の学歴や希望に合わせてキャリアプランを考えてください。

テレビカメラマンに必要な資格

テレビカメラマンになるために特に資格や免許は必要ありません。大切なのは映像に対する情熱やカメラマンとして何をしたいかです。

テレビ局でカメラマンになる

カメラマンのなかでも年収が高いテレビ局への就職の場合、基本的に4年制大学卒業が条件です。学部は不問で、一般学部から入社する方もいます。

大卒で新卒入社の場合、大切なのは専門性よりも志望動機やポテンシャルで、採用側が入社後の活躍がイメージできるかがポイントです。なぜカメラマンになりたいのか、学生時代何に打ち込み入社して何がやりたいのか、しっかりアピールできるように準備しましょう。

番組制作会社でカメラマンになる

学歴が専門学校卒や短大卒であれば、卒業後は番組制作会社に就職するのがおすすめ。番組制作会社で経験を重ねスキルを磨いて実績を積めば、転職でキャリアアップも可能です。

まとめ

テレビカメラマンの雇用形態は多様で、年収目安も複雑です。

キー局のカメラマンで600万円～、番組制作会社で400万円～ほどで、企業規模・経験・スキルでも差が出ます。

テレビカメラマンになるのに資格・免許は不要ですが、テレビ局志望なら4年生大学卒業が条件です。番組制作会社であれば、多くの場合大卒以外でも問題ありません。

テレビカメラマンになるための方法について詳しくは、以下の記事も参考にしてください。

テレビカメラマンになるには？就職先の選択肢や必要とされる資質も紹介

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