テレビ業界に就職したい方が知っておくべき基礎知識
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最終更新日:2021/05/03
公開日:2021/03/16 - 業界コラム
この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。
この記事では、テレビ業界への就職方法やおもな職種、求められる素養などをご紹介します。
テレビ業界は、一般的な会社組織とは職種や必要素養が異なる、少し特殊な世界です。テレビ業界へ就職したいなら、まず業界全体の基礎的な知識を身につけましょう。
基礎知識を理解したら、就職方法や希望職種をしぼり込んでください。そして就職のために今自分に不足しているのは何か考え、具体的な準備に向けて動き出しましょう。
テレビ業界に就職する方法
「テレビ業界への就職」は、大きくは“テレビ局への就職”と“番組制作会社への就職”に分かれ、同じテレビ業界への就職でも内容は大きく異なります。
テレビ局に就職する
テレビ局には、NHK(公共放送)、キー局、準キー局、地方局があります。キー局は「キー・ステーション」で、番組放送のネットワーク系列の核となる放送局です。キー局が制作した番組は系列の地方局をとおして、各地で放送されます。
テレビ局は四年制大学の卒業を要件としている場合がほとんどで、テレビ局への就職を目指すなら大学進学は必須です。
テレビ局は人気が高いうえに、採用人数はそう多くありません。特にNHK・キー局は競争率が高く、大勢の応募者から選抜されます。
番組制作会社に就職する
テレビ番組には、テレビ局が作る番組と制作会社が作る番組があり、多くの人気番組は制作会社が関わっています。
番組制作会社への就職はテレビ局に比較すれば競争が激しくなく、また、専門学校卒業でも就職可能な場合が殆どです。ただし、有名番組に携わる著名な制作会社の場合、当然ですが競争率も高めです。
制作会社への就職の場合、テレビ局への就職と違い、短大や映像系専門学校卒で就職というルートも用意されています。
衛星放送・ケーブルテレビ運営会社に就職する
地上波を軸にしたテレビ局以外に、衛星放送やケーブルテレビを運営する会社に就職するのもテレビ業界への就職の一つです
テレビ業界の主な職種
次に、テレビ業界の主要職種を説明します。職種名と仕事内容を把握しましょう。
制作スタッフ
実際に番組制作を行なう制作スタッフの代表的な職種は、次のとおりです。
プロデューサー
番組制作の最高責任者として、企画立案から予算確保・予算管理、キャスティング、番組の最終チェックまで行ないます。
ディレクター
番組を企画し予算内で制作し、納期までに完成させます。仕事内容や範囲は番組・局によってかなり異なります。
アシスタントディレクター
ディレクターをサポートして番組収録を進める職種で、一般的には経験を積んでディレクターに昇格します。
タイムキーパー
番組の時間を管理する仕事です。
技術スタッフ
技術スタッフとしては、下記の職種が代表例です。
カメラマン
仕事場は屋内のスタジオ撮影と屋外のロケ撮影に分かれます。技術的な知識はもちろん、センスも必要です。
照明スタッフ
美しく見やすい番組作りには、照明の技術が欠かせません。
音響スタッフ
収録中の音声を拾い、録音した音を調整し、編集の際には音響効果を加えます。
アナウンサー
報道番組やニュース番組で原稿を読み、ナレーションなどを行ないます。アナウンサーのキャラクター(性格)によっては、バラエティ番組などで活躍の場が与えられることも。
営業・事務
スポンサーとの交渉や広告提案を担当する営業職や経理・総務など、一般企業と同じような職種があります。制作部門への異動が叶うケースもあるようです。
それぞれの職種の仕事内容の詳細は、下記の記事で解説しています。
テレビ業界の職種を分類別に紹介
テレビ業界への就職に必要なもの
テレビ業界に就職するために身につけておくべき素養を解説します。
大衆の興味やトレンドへの理解
多くの方に支持してもらえる番組を作るためには、視聴者の興味や最新トレンドへの理解が求められます。好奇心が強く流行に敏感で、多様な分野に興味を持てる方にはぴったりです。
テレビ業界特有の知識・スキル
映像制作や音響など、テレビ業界特有の専門的な知識・スキルがあれば、就職で有利になる可能性大です。入社後は即戦力候補として早期に活躍できるかもしれません。
まとめ
テレビ業界への就職は、テレビ局・番組制作会社などいくつかのルートがあります。職種として考えられるのは、プロデューサー・ディレクターなどの制作スタッフ、撮影・照明などの技術スタッフ、アナウンサー・営業などです。
テレビ業界は好奇心や情報感度の良さはもちろん、体力と精神力、業界独自の知識・スキルが求められる世界です。テレビ業界向きの自分の強みを一層強化し、弱みを克服して就職活動を成功させましょう。
■本記事は本校が信頼できると思われる外部情報や、これまで得られた知見に基づいて作成しておりますが、その正確性や完全性を保証するものではありません。
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